自民党総裁選、劇的でしたねぇ😮
私は党員ではないので、今回の総裁選の投票には関係ないのですが、かなり注目してました。
ところで、私は選挙が近づいてくると、毎回「投票マッチング」というツールを紹介していますが、皆さんはやってみたことおありでしょうか?
20個ある質問に答えていくのですが、各設問で、争点となる政策のメリットとデメリットの解説がついているので、

政策なんて全く知らない
という人でも、ちゃんと答えられるようにできています (^^)b
今回は、その選挙・政治情報サイト「選挙ドットコム」の編集長 鈴木邦和さんが、ラジオで色々と語っておられて非常に感銘を受けたので、そのことについて書いてみようと思います。
スポンサーリンク
きっかけは、ボランティア
鈴木さんは学生時代、2年間東日本大震災で被災した仙台の沿岸部でボランティアをされていました。
そこで、瓦礫の撤去やヘドロの除去に通っている中、震災から1年位が経った頃、仙台の駅前にはパチンコ屋さんがたくさん建っていたそうです。
当時、被災者の方は沿岸部から都心のほうに逃げてきていて、政府から支援のお金はもらえるものの、仕事がないのでパチンコ屋でお金をすってしまうという方が多かったそうです🤔
そういう状況を目の当たりにしたときに、鈴木さんは仙台を通り過ぎて沿岸部で瓦礫の撤去を続けていたのですが、

ボランティアもいいけど、もうちょっと世の中の仕組みとか構造に目を向けないと、本当に意味のある事はできないな…。
と思ったそうです。
それで、政治に初めて興味を持たれたそうなのですが、税金の使われ方とか、その時の政治の意思決定によって、必ずしも復興につながっていなかったりすることを初めて実感しました🧐
ご自身はまだ学生だったので、議員に立候補できる年齢ではありませんでしたが、選挙活動に注意を向けるようになったこの頃、選挙カーやポスターではあまり何も伝わらないなと思っていたそうです。
「よろしくお願いします」や名前を連呼するだけで、

これで投票先を選ぶのは難しい。
鈴木さんは、
- 自分が問題に思った選挙のやり方をもうちょっと良い形にできないか?
- もう少し有権者の目から見て、正しくて有益な情報を伝えられてそれに基づいた投票ができるようなやり方がないかな?
というところから、政治サイトを立ち上げました。
スポンサーリンク都議選に立候補
自分が政治選挙の現場を知らないというのは、政治サイトを運営するには致命的だなと思うようになった鈴木さんは、都民ファーストから都議選に立候補します🙂
現場を知らないと、自分がこうあるべきと思ったサービスをリリースしても、それが必ずしも有権者に刺さっていなかったり、候補者の本当にリアルなところを伝えられていなかったりと、いろいろな課題を感じたそうです。

ある意味、自分が現場を知らないことで限界を感じた
それが立候補の1つのきっかけになりました。
とにかく何でもやってみるということで、朝駅前に立ったり、地元のお祭りに行ったりということをしてみましたが、そういうことに時間を割いていると、肝心の議会活動があまりできないというジレンマに直面😑
有権者の中には、

朝からえらい!
という評価をする人もいますが、「あれは必ずしも政治家の評価としては正しくない」と鈴木さんは語ります。
実際に議会で仕事ができているかというと、むしろできていない可能性の方が高いのです。
今の有権者が選挙で政治家を選ぶ上での判断基準が、

もう少し違うところや違う情報があった方が良いのではないか?
というところも議員をやってみて確信したそうです。
本来、有権者が議員に求めていることは、

議会に行って政策実現してくれよ
というところなのに、実際に政治家がやっているのは、自分の次の議席を確保するために地元周りをやっているのが現状😓
しかし一方で、それを見て評価をしてしまう有権者もいるので、そのサイクルから抜け出せない…。
そういう現状も議会に入って改めて痛感されました。
スポンサーリンク投票マッチングについて
鈴木さんは若い頃、政策に基づいて候補者を選ぼうとしたときに、10政党の政策を読むのに15時間かかったそうです😳
理解するのにはもっと時間がかかる、下手すると、20時間とか30時間かかるとも🧐

これを普通の有権者が時間をかけるのは無理
どうやって時間をかけず、しっかりと自分の考えに近い政党や候補者を選べるかと考えたときに、この投票マッチングというシステムを考えました😃
ボート(vote)マッチングは、ヨーロッパではかなり普及しており、メジャーなツールになっています。
日本でもここ10年ぐらいかけて、少しずつ伸びてきているとのこと😌
この「投票マッチング」の結果に、私は毎回、

今回も微妙に違いますなー (^^;
とか、文句を言ってはいるものの、20問全部答えると、選挙の争点がよくわかり、自分の意見も整理されてはっきりするので、やってみて損はない、非常によくできたツールです。
次の選挙でもまた紹介すると思うので、ぜひやってみてください😊
スポンサーリンク女将のひとりごと
昨今のネット選挙では、YouTubeとSNSが主流になっていますが、自分の趣味や嗜好に合わせて来られると、どうしても偏りがちになってしまいます🤔
「投票マッチング」は、フラットで公正な立ち位置に自分を戻してくれるという点でも、有効なんじゃないかな?

コメント