前回、Googleアドセンスの口座情報の記事で予告した、税務情報のすったもんだについて書いてみようと思います🙂
口座情報の修正を続けていた時、シンガポールの税務情報でアラートが出ていたので、ついでに確認すると、「税法上の居住地における追加の税務情報が必要です」ということだったので、免許証の写真をアップロード、問題なく受理されました👌🏻


なんでシンガポール?
と、ちょっとだけ思いましたが、本人確認の時は、マレーシアから封書でPINナンバーが届いたので、あまり深くは考えませんでした😅
スポンサーリンク
米国の税務情報
無事、口座情報の問題が解決した後、米国への税務情報の提出を求められました😮
シンガポールと違って、少し詳細な内容のフォーム(W-8BEN)ですが、以前Amazonアソシエイトでも入力したことがあるので、特に問題なし🙂
居住地の証明は、シンガポールと同じく免許証をアップロードしました。

受理できませんでした
米国の税務情報は、どうやら免許証では、日本の居住者証明としては使えないらしいです🤔
「ならば!」 と今度はマイナンバーカードの写真をアップロード…、

これなら、イケるでしょー!


受理できませんでした、再び
また、エラー😣

どーすりゃいいのさ!
調べてみると、どうやらシンガポールと米国の書類は同じものでないとエラーになるらしいことが判明🧐
シンガポールの証明は割とアバウトで、免許証でもマイナカードでも、とりあえず何かアップロードすれば通るらしいです😑

もしかしたら、健康保険証でもイケるかも? (笑)
マイナカードが不可とは考えにくいので、シンガポールの方を更新してマイナカードをアップロード → すぐ受理(笑)

よーし、これならどうだ!
ダメでした😭
やっと解決
再び情報を求めて検索…😢
「税務署で発行してくれる、居住者証明書なら通る」ということで、管轄の税務署へ🚗
参考にしたサイトは、こちら
シンガポールと米国提出用の2枚を発行してもらい、それぞれアップロードしてやっと解決しました🥹

ちなみに、直接税務署まで行かなくとも、webで申し込んでも発行してもらえます☝🏻
私はもう入力ミスとかエラーでこれ以上煩わされたくなかったので、直接出向きました😅

人間相手なら、ミスはその場で指摘してもらえますから

なぜシンガポール? なぜマレーシア?
Googleは米国企業、それなのに何故シンガポールとマレーシアが絡んでくるのか?
気になったので調べてみました😳
なぜシンガポール?
理由はシンプル
Googleアドセンスで「シンガポールの税務情報」が出てくる理由はシンプルで、
アジア太平洋地域のAdSenseの支払い元法人がシンガポールだから。
です☝🏻
日本に住んで日本語でブログを書いていても、ブロガーに広告収益を支払っているのは日本法人ではなくて、
Google Asia Pacific Pte. Ltd.
なのです。
どういう仕組みなのか?
昔はアメリカ本社(Google LLC)絡みの税務フォーム(W-8BENとか)がメインでしたが、今は地域ごとに支払い法人が分かれていて、
- 日本を含むアジア → シンガポール法人
- 米国向け広告 → 米国法人
みたいな構造になっています。
だから、日本在住のブロガーは、
「あなたはシンガポールに対して課税対象ですか?」
「租税条約の適用はありますか?」
と確認されるわけです。
※租税条約とは?
租税条約=「国と国のあいだで結ぶ、二重課税を防ぐためのルール」
たとえば、日本に住んでいる人がシンガポール法人(Google)から収入を得ると問題になるのが、
その収入、どの国が課税するの?
という話ですが、日本とシンガポールは租税条約を結んでいて、
📌 原則:居住地国(日本)で課税
📌 支払国(シンガポール)は原則課税しない(一定条件下)
という整理になっています。
日本在住の個人ブロガーなら、たいていは、
- シンガポールに恒久的施設なし
- シンガポール源泉所得なし
- 日本居住者
なので、基本的にはシンガポール側で源泉徴収は発生しないケースがほとんどです。
「二重課税を防ぐための形式的な確認」という意味合いが強いですね。
※二重課税とは?
二重課税=同じ所得に、2つの国がそれぞれ税金をかけること
シンガポールで20%源泉徴収
さらに日本で所得税課税
これが起きると「二重取り」になります。
それを防ぐために、
•租税条約
•外国税額控除制度
があるのです。
なぜ急にこういったものが出てくるのか?
•国際税務の透明化
•CRSやBEPS対応
•各国税務当局への説明責任強化
こういう流れの中で、Google側が「ちゃんと居住地確認しますよ」という体制を強めたからです。
※CRS(Common Reporting Standard)とは
各国が「海外口座情報を自動交換する仕組み」
作ったのは経済協力開発機構で、ざっくり言うと、
海外にお金を隠してもバレますよという制度
銀行口座・金融口座情報を国際的に共有する枠組み。
Googleアドセンスとは直接関係はありませんが、国際的に「税の透明化」が進んでいる背景としては、関係あるとも言えるかもしれません。
※BEPSとは
BEPS(Base Erosion and Profit Shifting)
多国籍企業が税金の安い国に利益を移して節税することへの対策
例えば、
• 売上は日本で出している
• でも利益は税率の低い国へ移す
みたいなスキームで、これを封じるために、
•どこの国でどれだけ利益が出ているか
•実体はどこにあるのか
を厳密に見ましょう、という流れ。
Googleの税務情報確認が厳密になっているのは、このBEPS対策の流れの一部とも言えます。
シンガポールまとめ
最近Googleが税務情報を厳密に求めるのは、世界的な「税の透明化」の流れ(CRSやBEPS)が背景にあります。
•シンガポール側は割と大雑把
•米国側はW-8BEN等で超厳密

私の場合、その整合性で苦労したってことですね…。
なぜマレーシア?
なぜマレーシアから郵便が?
Googleのアジア統括法人はGoogle Asia Pacific Pte. Ltd.(シンガポール)ですが、PINコード郵送のような「大量の物理発送業務」は、
•コストが安い
•印刷・発送センターがある
•BPO(外注拠点)がある
という理由で、マレーシアなど別国の物流拠点から送られることがあります。
つまり、
📌 税務の話と
📌 郵便の差出国は
まったく別レイヤーということになります。
Googleはグローバル企業なので、
•法人登記国
•税務拠点
•データセンター
•郵送拠点
これらが全部バラバラなのは普通のことなのですが、我々ブロガーはおかげで混乱を余儀なくされるというわけです😓
スポンサーリンクシンガポールと米国の税務情報の違い
なぜシンガポール税務情報は“ゆるく見える”のか?
まず前提。
ブロガーに広告収益を払っているのは
Google Asia Pacific Pte. Ltd.
つまり「シンガポール法人」ですが、入力フォームを見ると、
•選択肢がざっくり
•自己申告ベース
で、

え、これでいいの?
ってなりますよね?
これにはちゃんと理由があります。
シンガポールは“源泉徴収前提”の国ではない
米国の基本思想:米国源泉所得は、まず源泉徴収する。
だからInternal Revenue Service(IRS)が厳密な書類を要求する。
一方シンガポールは、
•非居住者に対する課税対象が限定的
•多くのケースで源泉徴収対象外
つまり、「最初からガッツリ取る国」ではないということ。
だから形式確認レベルで済むことが多いのです。
※IRS(Internal Revenue Service)= アメリカの国税庁
Google側のリスクが低い
米国フォーム(W-8BENなど)は、
•提出ミス=源泉徴収率30%
•Google側も罰則リスクあり
なので超厳密です。
しかしシンガポール側は、
•そもそも源泉徴収が発生しにくい
•租税条約で日本居住者は基本日本課税
Googleにとっても「重大な税務リスクになりにくい」。
だからフォームが簡素というわけです。
シンガポールの国家戦略
シンガポールは
•アジアの金融ハブ
•多国籍企業誘致国家
として成長してきました。
企業活動を邪魔するような複雑な手続きは、基本的に嫌います。
結果として、
📌 シンプル
📌 自己申告ベース
📌 実務優先
という運用になりやすいんですね。
「ゆるい」=適当、ではない
“ゆるく見える”だけで、
•租税条約前提で設計されている
•国際ルール(BEPS等)の枠内
だから制度としては整っています。
単に、
米国=徴収国家
シンガポール=ハブ国家
という思想が違うだけなのです。
シンガポール側は「あれ? これだけ?」
米国側は「え、そこまで聞く!?」

この温度差が、整合性地獄を生んだのだ!
なぜ米国の税務情報は厳密なのか?
米国は「源泉徴収ありき」の国
米国の基本思想はこれ。
米国源泉所得は、まず30%源泉徴収されます。
そして
「ちゃんと外国居住者だと証明できた人だけ減免」
この仕組みを管理しているのが Internal Revenue Service です😮
つまり、
📌 まず取る
📌 書類が正しければ減らす
という発想。
だからW-8BENが超厳密になるのです。
米国は“訴訟国家+罰則国家”
米国は税務違反への罰則が重い。
•書類不備
•誤った申告
•源泉徴収ミス
これは、Google側にもリスクが及びます。
だからGoogleも「IRSに怒られない設計」でフォームを作ります。
結果、
•英語原文ベース
•条文準拠
•文言がやたら固い
になるのですね🙁
FATCAの影響
米国にはForeign Account Tax Compliance Act(FATCA)という法律があります。
これはざっくり言うと:世界中の金融機関に「米国人の資産を報告しろ」と義務づけた法律
です😳
アメリカは
•世界で唯一の「国籍課税国家」
•米国人は海外に住んでいても課税対象
だから本人確認を超重視します。
この流れの延長線上に、W-8BENの厳密さがあると言えるでしょう。
そういえば、生命保険の契約時にも「FATCA確認」があります☝🏻
契約者の方が知ることはほとんどありませんが、「取扱者の報告書」には契約者が米国人ではないことを確認する欄があるのです。

日本国内での生命保険の契約に、アメリカが何の関わりがあるんだろう?
と、常々不思議だったのですが、そういうことだったのか😮
アメリカは「課税権を絶対に手放さない」
米国は世界最大の広告市場。
Google収益の中には
•米国広告主
•米国ユーザー
由来の収益が含まれる可能性があります。
だから米国は、
その収益、本当に米国外居住者扱いでいいの?
を厳密に確認するのです。
まとめ(シンガポールと米国の対比)
シンガポール → ハブ国家、実務優先、源泉限定
米国 → 徴収前提、法令至上主義、罰則強
この思想の差が「整合性地獄」を生むわけです。

シンガポールは「自己申告を前提とした確認」、米国は「証明できなければ課税する前提」ってわけやね🙂
総まとめ
なぜ整合性でハマるのか?
① フォームの思想が違う
② 米国は「間違えたら30%源泉」
③ でもGoogle側では情報が連動する
シンガポール側は「確認」レベル
米国側は「証明」レベル
この思想差がストレスの正体です😌

もう「世界的に税務が厳密化している流れの一部なんだな」と、あきらめるしかないですね…😓
でもまあ、なんとか解決してよかったです😊
理屈はあとから分かったのですが、正直、通った瞬間がいちばんホッとしました(笑)



コメント