「ABC music」企画第10回、今回は「J」で始まる曲、デイヴ・リー・ロス(元ヴァン・ヘイレン)の『Just a Gigolo(ジャスト・ア・ジゴロ)』です🙂
日本では「ジャスト・ア・ジゴロ」というタイトルでよく知られていますが、正式には「Just a Gigolo / I Ain’t Got Nobody」、実はもともと2曲だったものが合体して1曲になっているのですが、これについてはまた後程😉
とにかく最高に楽しい1曲です!👍🏻
あのハチャメチャで陽気なエンタメ感と、どこかお祭り騒ぎのようなパーティー仕様のアレンジは、彼のキャラクターにこれ以上なくハマっていますよね😌
この曲は1985年のヒット曲で、アメリカのBillboard Hot 100では最高12位まで上がっています☝🏻
このMV、公式のものなのですが、PCで観るとテロップが酷い…😱
nobody cares for me の cares が hereになっていたり、silly girl が city girl になっていたりと、間違いだらけです😓
画質はいい方だと思うので、

PCの人は、テロップは無視して観て下さい😅
80年代MTV全盛期を象徴する、コミカルで最高にエンタメなMV
曲自体は、オリジナルやルイ・プリマ版が持つジャズやビッグバンドの雰囲気を残しつつ、80年代のポップス/ロックの派手なプロダクションと、デイヴならではの

俺が主役だ!
と言わんばかりのアクの強いヴォーカル&シャウトでブーストさせています👍🏻
さらに、ミュージックビデオ(MV)はキテレツなメイクや衣装のオンパレード、タキシードでコミカルに踊り狂うデイヴの姿は、当時のMTV全盛期において強烈なインパクトを残しました😆
MVに登場する様々なアーティストたち、マイケル・ジャクソン、シンディ・ローパー、KISS? ディープ・パープル? ブラックサバス?(何かよーわからんけど、ステージ燃えてます🧐)、ビリー・アイドル、ウイリー・ネルソン、ボーイ・ジョージ(カルチャークラブ)etc…
もちろん本人ではなく、いわゆるそっくりさんですが、

シンディ・ローパーだけは本人なんじゃない?
と思えるほど似ています😅
ハードロックのボーカリストが、あえてお洒落で古いジャズ・スタンダードをここまでバカスカ陽気に楽しくカバーしてしまうというそのセンス自体が、いかにもデイヴ・リー・ロスらしくて最高にクールだと思います😌
スポンサーリンク実は歴史がすごい
原曲は1920年代! ジャズやタンゴを経てロックへ渡った楽曲の歴史
オリジナルについては、ちょっと面白い歴史があります☝🏻
•1929年ごろ:オーストリアのタンゴ「Schöner Gigolo, armer Gigolo」が原曲。
•1931年:英語版「Just a Gigolo」が録音され、広まっていく。
•1956年:Louis Prima (ルイ・プリマ)が「I Ain’t Got Nobody」とつなげたメドレーを発表、これが有名になる。
•1985年:デイヴ・リー・ロスが、そのスタイルを引き継いでカバー。
なぜ2つの曲が合体しているのか?
実は、2曲はもともと別々の歌なのです🙂
Just a Gigolo
1920年代末に生まれた、ヨーロッパのタンゴがルーツの曲💃
第一次世界大戦後の時代背景とも結びついています。
I Ain’t Got Nobody
1915年に発表されたアメリカの楽曲、恋人も仲間もいない、孤独な心情を歌っています🥹
2つの曲が合体したきっかけ(ルイ・プリマの工夫)
1950年代、ジャズ/スウィング界の大人気エンターテイナーだったルイ・プリマ(Louis Prima)が、ラスベガスのラウンジショーで客を沸かせるために生み出したアイデアがきっかけです💡
『Just a Gigolo』(1929年)
テーマ: 金持ちの女性を相手にして生きている男(ジゴロ)が、華やかな生活の裏で感じる虚しさや孤独。
『I Ain’t Got Nobody』(1915年)
テーマ: 「誰も僕を愛してくれない、一人ぼっちだ」という孤独や哀愁。
この2曲は、表面上は平気そう(または華やか)に見えても、本当は孤独で愛を求めているというテーマや歌詞の世界観が一致していました🧐
2曲の孤独というテーマが重なり、組み合わせることで独特の面白さが生まれています✨
先の年表には「1956年:メドレーを発表」とありますが、実はルイ・プリマは1945年に、この2曲を組み合わせた録音を残しており、その後、ラスベガスのステージでアレンジを発展させていきました🧐
そして1956年、アルバム『The Wildest!』に収録されたメドレーが広く知られるようになり、彼の代表曲のひとつとなったのです😮
なぜ合体アレンジが「神構成」なのか?
この2曲の合体には、エンターテインメントとして非常に優れている理由が2つあります☝🏻
「哀愁」と「陽気さ」の強烈なコントラスト
本来はどちらも「哀しい・切ない」歌詞です💧
しかし、ルイ・プリマ(そしてデイヴ)はこれをあえて軽快で陽気なビッグバンド/ポップス・ビートに乗せて歌いました。
「孤独で誰もいないんだ…」と歌いながらお祭り騒ぎのように盛り上がるというギャップ(哀愁×パーティー感)が、楽曲に強い中毒性を生み出しています🙂
コール&レスポンス(掛け合い)の快感
ルイ・プリマ版の面白さのひとつは、バックコーラスとの掛け合いです👀
•メインボーカル:「I ain’t got nobody…(誰も僕にはいないんだ)」
•コーラス:「Nobody!(誰もな!)」
•メインボーカル:「And nobody cares for me…(誰も僕を気にしてくれない)」
•コーラス:「Nobody!(誰もな!)」
このように、切ない歌詞に対して、コーラスが「Nobody!」とノリノリで合いの手を入れるライブ感溢れる展開が完成しました😃
2曲が合体したメドレーで、どちらも“ぼっち”の曲なのにあんなに陽気というのは、驚きのセンスですよね👍🏻
では、デイヴ・リー・ロス版は?
デイヴ・リー・ロスは、ヴァン・ヘイレン時代から自他ともに認める「ロック界屈指のエンターテイナー」でした✨
実はデイヴ自身、1985年のインタビューで、この曲を選んだ理由についてルイ・プリマの名前を挙げています☝🏻
彼が魅力を感じていたのは、ルイ・プリマの人柄や、音楽から伝わる圧倒的なエンターテイナーぶりだったようです😌
この曲は、1985年のソロ作品『Crazy from the Heat』に収録。
ルイ・プリマ版のメドレーを受け継ぎながら、デイヴならではの派手さとコミカルな演出を加えたカバーになっています😉
女将のひとりごと
それにしても、単なるカバーにとどまらない、デイヴのエンターテイナー精神!

お見事です👏
実はこの曲を聴くと、私には必ずついてくる思い出が一つあります👀
高校の軽音部の同級生が、ハナウタで

♪ジャスタジグロ~(地黒)♪
♪地黒っ地黒っ地黒っ♪
と、いつも歌っていたので、何故か松崎しげるさんを思い出してしまうのです😅

ただの地黒って…😓
でも、デイヴ・リー・ロスと松崎しげるって、声質が似ているような気がします🤔

松崎しげる、この曲カバーしたらええんちゃうかな?
オソマツ!(笑)
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