「かすうどん」の魅力:オバチャンの屋台からプロの取材、美味しいお店やレシピなどを徹底解説

女将のひとりごと

私が初めて「かすうどん」なるものを食してから早や四半世紀ほどになりますかねー、いやもう正確にはいつだったか覚えてないです。(^^ゞ

自動車の修理工場のガレージで、夜だけ赤ちょうちんをぶら下げて開店しているお店でした。

今で言えば「キッチンカー」的な感じなのでしょうが、軽トラに無理矢理キッチンとカウンターを作って、周りに椅子を並べただけのお店で、おばちゃんが一人で切り盛りしていました。

うどんなのにラーメンみたいな美味しさに感動して、blogで紹介したところプチブレイク、今で言うところの「バズった」わけですが、そこから雑誌やテレビで紹介されて、ついには出版された本にも掲載されました(※著者は私ではありません)。

残念ながら、今はもうその屋台はありませんが、「かすうどん」自体は南河内名物として健在しています。

今日はその「かすうどん」について、No.1かすうどんライターの私(もちろん自称です!)が語ってみたいと思います(笑)

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元祖「かすうどん」おばちゃんの屋台

かすうどん

「かすうどん」について、私が一番最初に上げた記事です (^^)

久しぶりに『かすうどん』を食べました。

すっかり大阪名物になった感のある『かすうどん』ですが、実はここ「住道矢田すんじやた」のおばちゃんの屋台が元祖です。

南河内を中心に、大阪にはびこってしまった数々の二番せんじ店のおかげで、最近は『かす』が品ウスで、苦労するそうです。

ですが、やはり『元祖』!(力説)
おばちゃんトコのは、他のとは違います。

『かす』の量も大きさもダントツです。
他の店では、『かす』がケチって細かく刻まれているため、スープ(普通、うどんは「つゆ」ですが、かすうどんの場合、スープといった方がしっくりきます)に『かす』がすっかり溶けてしまいますが、おばちゃんのはしっかり残っていて、ザクザクとした『かす』の食感もちゃんと楽しめます。

私が初めて『かすうどん』に出会ったのは、幸運なことに、この住道矢田の屋台でした。
飲み友達に連れていってもらったのですが、

ラーメンじゃなくて、うどんなの?

と尋ねる私に

まぁ、食べてみ!

と強力に勧められ、一口食べてびっくり!

うどんなのですが、スープに溶けだした油かすが絶妙で、ラーメンっぽい味はします。
しかし、ラーメンっぽいにもかかわらず、これまた溶けだした卵の黄身が、「月見うどん」テイストでもあり、何というか、とにかく「旨い」です。

すぐに真似する店がたくさん現れたので、何だかポピュラーになってしまいましたが、おばちゃんは今も店を構えず屋台で頑張っています。

再度力説しますが、「さすが元祖!」と言える味です。
よそとは違います!

時々

かすうどんって知ってるか? めちゃ旨いで

と得意げに吹聴ふいちょうされることがありますが、

住道矢田のおばちゃんトコ行ってから言うてくれ! シロウトめ。

と思います(たまに、言っちゃいます)。

何せ屋台なので、詳しい住所はわかりませんが、大阪市東住吉区のこのあたりです。

大体、21:30 頃からやってます。
提灯ちょうちんを目印に訪ねてみて下さい。
日曜日はお休みです。
※現在は屋台はありません(2023年12月)

2004年5月31日(月) at 19:19 

以前のサイト がそのままになっているのですが、久々にのぞいてみたら、未だに検索エンジンからのアクセスがあったのでビックリ。

「かすうどん」を求めて彷徨さまよっている方々も、まだまだいるようなので、そんな”かすうどんジプシー”の為に、イッキに上げちゃいます。(^^)

この記事を上げた当初は、『かす(豚の油かす)』と書いていたのですが、実は間違いで、後で

牛では?

とのご指摘を頂きました。
後日、おばちゃんの屋台に行って確認したところ、かすの正体は、

おばちゃん
おばちゃん

てっちゃんを乾燥させたヤツやで

とのこと、やはり牛でした。
私が、勝手に背脂せあぶらっぽいモノを想像しちゃってたんですね、その節は失礼いたしました。m(_ _)m

関連記事

雑貨屋の広報掲示室さん
iPod 泥酔記さん

いろいろな「かすうどん」に関する情報が集まっていますよ♪

かすラーメン

今回は「かすラーメン」を食べました。

厳密に言えば、おばちゃんトコは、ラーメンの場合は「かす」はレギュラーで入っているわけではないので、私が食べたのは「ミックスラーメン(800円)」です。

みそラーメンに、かす・生卵・ベーコン・わかめ・もやし・ネギが入っています。
わりと甘めなので、八丁味噌使ってるのかな? またええ加減なコト書いて、違っていたら申し訳ないので、是非ご自分の舌で確かめてみて下さいませ(^^)

「かすうどん」がそもそもラーメンっぽいので、ラーメンはどうなんだろう? と思って注文したのですが、濃厚な甘い味噌ラーメンって感じでおいしいです。

2004年8月3日(火) at 19:17 

赤味噌のラーメンっていうのは、珍しいんじゃないかな?
あ、でも名古屋あたりにはあるかもしれませんね。(^^)

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かすうどん食べ歩記

さて、いくら食べたくても、おばちゃんの店は今はもうありません。

関連記事の、iPod泥酔記さんの記事の中で、関東で「かすうどん」を食べることができる「なんでやねん」というお店が紹介されていましたが、ちょっと調べたところ、そこももうなさそうですね。

そこで、現在「かすうどん」がメニューにあるお店を近場で3軒食べ歩きしてきました。

うち2軒はチェーン店なので、南河内以外でも食べることができますよ。(^^)

「加寿屋」KASUYA(グローバルキッチン)

なんつーか、メニューのバリエーションがめちゃめちゃ豊富です。
ただし、「かすうどん」しかありません(笑)

KASUYAのかすうどん

「かすうどん」(並)で、税込900円

おばちゃんとこのに近いのは、「月見かすうどん」税込1,050円でしょうか。

かすうどんオンリーのメニュー(笑)


私は、今回はなんとなく「肉かすうどん」税込1,300円にしました。

「かす」の大きさは、まぁまぁ。
おばちゃんのとこみたいに大きくはありませんが、「探さないと無い」感じではありません。(笑)

ザクザク感はあまりありませんが、コラーゲンのぷるぷる感は合格点を上げてもいいかな。

「かす」がいい感じにお出汁に溶け出していて、

そうそうこんな感じ、懐かしいわぁ

て感じで、個人的には満足です。

ちなみに「かす」はトッピングで追加可能です。

かす大盛(税込200円)
かす特盛(税込350円)

平日のランチタイム(11時から17時)は、おにぎり2個かライスがサービスでついてきます。
長いな、ランチタイム(笑)

あと、気になったのは「ハリハリかすうどん」税込1,050円です。

大阪名物「はりはり鍋」は、水菜とクジラ肉、厚揚げを煮込んだお鍋(我が家バージョン)です。
現在は、なかなか鯨肉は手に入らないので、豚肉で代用されることが多いですね。

「ハリハリかすうどん」は、お値段から察するに、水菜とかすで、お肉はないかな?

水菜のシャキシャキ感が加わると、また別の世界が広がりそうな…。
栄養バランス的にもいいですよね。

年越しかすそば

年末なので、年越しそばの受注も受け付けていました。

「年越しかすそば」税込み600円

おうちで調理できるセットです。


今年の年越しそばは、「にしんそば」か「カレー南蛮」かで悩んでいたのですが、

選択肢増えてもーたやん…

KASUYA 藤井寺本店

ブックオフとマッサージ屋さんの間にあります。

ここが本店?

って目を疑うほど小っちゃいです(笑)
他の店舗は普通に広いのに… (^^;

西名阪の藤井寺インターを出てすぐに見えますが、そのまま対面に横断できないので、少し回り込むことになります。
車で高速道路から向かう人は、気を付けてね☆

KASUYA 藤井寺本店所在地

住所藤井寺市沢田1-28-1
営業時間〈月~木〉11:00~23:00
〈金・土・祝前日〉11:00~翌3:00
定休日火曜日
TEL072-954-6490
定休日火曜日となっていますが、私が行った時点(2023年12月)では、「年中無休」になっていました。

関西以外では、東京や岡山にも店舗があります。
何故か各地の競馬場に4店舗もあります。
競馬する人はうどん好きが多いのでしょうか?(笑)

本店以外のKASUYAさんはこちら

串カツ田中

ここはうどん屋さんではなく、串カツのチェーン店です。
って、店名見ればわかりますよね(笑)

メインはもちろん「串カツ」で、「かすうどん」はシメのラーメン的な位置づけのようです。

フランチャイズで全国チェーン展開しているので、関西以外のどこの地域でも食べることができます。

大阪といえば一番メジャーなのは、「お好み焼き」や「たこ焼き」などのいわゆる「粉もん」です(ちなみに私のイチ推しは「イカ焼き」です)が、「串カツ」と「かすうどん」、ここ10年位で台頭してきている、大阪の人気グルメのコラボとは、うまいこと考えましたね (^o^)
ちなみに、本社は東京です。

田中のかすうどん

こちらの「かすうどん」は〆の一品なので、「田中のかすうどん(730円)」のみで、他にバリエーションはありません。

トッピングはネギととろろ昆布のみ。
「かす」の大きさは、KASUYAさんより大きくて存在感もあり、食感も楽しめます。

うどんは麺が少し変わっていて、見た目は「うどん」と「きしめん」の中間みたいで少し平たい感じ、食感はやや「讃岐めん」寄りのシコシコした硬めの食感です。
「讃岐うどん」好きの私としては、これはちょっと嬉しい。

自家製麺なのか店員さんに尋ねてみると、

自家製ではありませんが、特別に発注して取り寄せている麺で、人気あるんですよ!

とのことでした。

注意点としては、「かすうどん」のみでも注文できますが、基本飲み屋さんなので「お通し」がつきます。
ドリンクも注文せねばなりません。

私の行ったお店は15時開店で、他も似たり寄ったりだと思うので、ランチで利用するのは難しいでしょうね。

私は、ドリンクは「ひやしあめ」を注文しました。
これも大阪名物ですね。
生姜強めで美味しかったです。

お持ち帰り串カツ

せっかくなので、串カツもお持ち帰り用の5本セットを買って帰りました。

どうせなら、

串カツはビールを飲みながら食べたい!

と思ったので、(笑)
車で出かけたので、お店では飲めなかったのです (^^;

無料でソースもついてきます。
お店ではお約束の「ソースニ度づけ禁止」ですが、家で食べるなら何度つけてもOKですね(笑)

串カツ田中の店舗情報はこちら

はびきのうどん

地元のうどん屋さんで、本店は「道の駅 しらとりの郷」の別館「タケル館」にあります。

ここでは「油かす」を購入することもできます (^^)

ここのメニューもバリエーションが豊富ですが、KASUYAさんはトッピング推しなのに対して、はびきのうどんさんは、カレーうどん、釜玉うどん、釜揚げ、チャンポンと、うどんの種類が豊富です。

あ、「かすうどん」の種類ってことね

かすカレーうどん

今回はカレーうどんを食べることにしました。
かすうどんとあわせて、お店が力を入れているみたいなので…。

ちなみに、「かすカレー」だけではなく、「にくカレー」「すじカレー」もオススメなので、カレーに自信があるようですね。

辛さも、甘口〜激辛まで選べます。
私の舌はお子ちゃまなので、甘口で(笑)

個人的には「すじカレー」が気になっているのですが、あくまで「かすうどん」の取材なので、次回のお楽しみにしましょう。

ノーマル「かすうどん」は、隣の席を覗き見しました (^^ゞ
「かす」の大きさは、KASUYAさんと同じ位ですね。

さて、「かすカレーうどん」が運ばれてきました。

なんと、「前かけ」がついています!
これは気がいていますねー♪
カレーうどんやミートスパゲティーって、気をつけていても絶対飛び散りますもんね (^^;

しかも、紙製ではなく不織布ふしょくふ製です。
よくある紙エプロンだと、ガサガサして邪魔じゃまっけなんですが、これは柔らかく体にフィットします。
素晴らしい!

で、「かすカレーうどん」ですが、おススメなだけあっておいしいですわ、カレー。

甘口だけどスパイシー、玉ねぎが甘くてシャキシャキした食感が楽しめます。
道の駅にあるので、お野菜も新鮮なのでしょう。

カレーが強くて「かす」の存在感が薄くなるんじゃないかな?

という懸念けねんはあったのですが、取り越し苦労でした (^-^)
ぷるぷるコラーゲンと旨みがちゃんと主張してて、スパイシーな中にもまろやかさを感じられて、味わい深いですね。

うーん、満足☆

おもてなしの心

お味もさることながら、このお店「ホスピタリティ」が素晴らしいです。

先程の「不織布エプロン」もそうですが、お客さんが席を立たれた後、椅子やテーブルを、アルコールでものすごく丁寧に拭き上げていました。

コロナが落ち着いてから、ここまでやるお店は少なくなっていると思いますが、お昼時で忙しいにもかかわらず、こういうところの手を抜かないというのは、まさに安心安全な飲食店と言えるでしょう。

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おばちゃんの屋台が取材される

ここからはまた「思い出話」です(^-^)

かすうどん再び

先日、某大手出版社の旅雑誌の取材に同席させて頂く、というラッキーに恵まれました。

どうやら『かすうどん』が関東でブレイクしつつあるらしく、「かすうどん元祖の屋台」について書いた、私の記事が検索に引っかかったそうです。

そういえばくだんの記事は、ちょこちょこトラックバックが増えていて、現在は、ちょっとした『かすうどんステーション』と化しています。

プロフに記載してあるメールアドレス宛に、編集部のI氏から詳しい事と連絡先を教えて欲しいとのメールを頂いた時は、驚きました。

時々変なメールが来ることもありますが、お便りを頂いたり、こういうラッキー・ハプニングもあったりするので、やはり、連絡先は載せておくものですね。

さてかすうどん屋台の連絡先ですが、なにぶん屋台なので、固定電話があるわけではなく、おばちゃんの携帯を聞きにいくしかありません。

取材まで、あまり日数が無さそうだったので、とりあえずじかに聞きにいくことにしました。

ここの屋台は、今までも取材はいくつかあったらしいのですが、怪しげなところも多く、写真だけ撮ってそれっきりということもあったそうで、おばちゃんはちょっと不安げだったのですが、

私

すごく大きい出版社だから、おかしなことはないよ、大丈夫!

と、I氏に送って頂いた、過去の記事のコピーを渡して、何とか納得してもらいました。

おばちゃん
おばちゃん

お姉ちゃんも来てくれんの?

と尋ねられたので、

私

ええんかな~?

と思いつつも、プロの取材を見学させてもらえる滅多にない機会なので、

私

行く、行く!

と勝手にOK、I氏には、事後承諾頂き見学させてもらえることと相成りました。(^-^;

2005年6月5日(日) at 17:42 

実は「かすうどん」の記事は、以前のサイトでは常にマイ・アクセス数トップの看板記事でした。

比較的書いてからすぐにトップになったのですが、しばらくしてから第2のウエーブがやってきました。
当時は何故かわからなかったのですが、おそらく「かすうどん」が「はなまるマーケット」で紹介された(この屋台ではありませんが)からだと思います。

順調にアクセス数が増えたおかげで、検索にもヒットしやすくなり「雑誌の取材を受ける」(「私が」ではありませんが)という機会にも恵まれたのだと思います。

こういうことが起こるのも、blog ならではのことですよね。
やはり、HPより検索にヒットしやすいからでしょう。

アクセス増加 → 検索にヒット → 思わぬ展開 → さらにアクセス増加

という循環で、タマに非日常的な気分が味わえるのも、blog の楽しみかもしれません。

実際に、取材に来られたK氏は、おばちゃんがいつも見ている番組に出ている人で、えらい興奮したはりました。(笑)
よろこんでもらえて良かったです。

取材の取材

取材当日は、19時頃に現地で待ち合わせでした。
“19時頃”というのが何ともアバウト…。(^^;
先に別の2件の取材があって、ここの屋台は最後なのです。

おばちゃんは、まだ少し不安そうでした。
私自身も、Iさんとはメールで何回かやりとりしただけなので、そんなに事前知識も無かったのですが、大きな出版社だし、有名なカメラマンの方が取材されるということだったので、そんな事を少し話しておきました。

私

何か、テレビに出てる人が来るらしいよ

おばちゃん
おばちゃん

いやぁ、ホンマ?

私

ちょっと楽しみやねぇ

そんな事をボツボツと話していると、不意に

こんばんはー

とビニールのカーテンを開けて、男性が入ってきました。
Iさんでした。
名刺を頂いてびっくり、なんと”副編集長”さんです。

続いて入って来られた、何だか見覚えのある男性には、おばちゃんの方がびっくりしていました。

おばちゃん
おばちゃん

いやぁ~! Kさんやないですか~!

いつも見ている番組に出ている方らしく、これでおばちゃんもすっかり安心したようです。

日も暮れかかっているので、テキパキと撮影に入ります。

先ずは屋台の外観を。
提灯に灯を入れると

K氏
K氏

おー! イイねぇ~! 雰囲気出てるわぁ~!

とK氏。

(わ~、何だかプロの撮影っぽいセリフだぁ…)

と当たり前のことに感動するミーハーな私とおばちゃん。(^^;

I氏
I氏

“かす”って見せてくれます?

と次は、お皿にゴロゴロと盛られた”丸ごとのかす”を撮影。

私

あ、私も撮って良いですか?

とすかさず携帯を取り出す私、「かす」を「丸ごと」撮る機会もそう無いと思ったのですが、

邪魔しないように、大人しくすみの方で見学してますから~

などと、Iさん宛のメールに書いたことを、ふと思い出しました。
大嘘おおうそやん。f^-^;

でも、ちょっとだけ言い訳すると、遠慮がちに撮ったので腰が引けてて、ピンぼけ画像になってしまったのですます。(笑)

2005年6月5日(日) at 19:30 

この日、「かす」の実物を初めて見ました。
“牛の腸”ってゴツイんですね。
結構貴重な画像かもしれません。(^^)

おばちゃんはコレを、包丁でザクザクと切っていました。

さてさて本番の『かすうどん』撮影です。

照明は、おばちゃんトコの”裸電球”が良い具合に当たっていたので、バックに白い板(レフ板?)を立てるだけでOKのようです。

この「白い板」、実はお風呂のフタだそうです。
カメラを三脚で固定して、上から撮影します。

私が撮ったのは、向かいからなので、実際に雑誌に載るのとは違う感じになります。

一通り撮影が済んだ後は、かすうどんを食べながらインタビューです。

K氏は、いろいろな事を尋ねていき、ちょこちょことメモをとっていきます。
自然に、世間話の中から「お?」という話を引き出しては、メモっていく様子はさすがプロですね。

かすうどん以外のメニューも、いろいろと食べさせて頂きましたが、どれもおいしかった~!
昔から来ている割には、実は、かすうどんとラーメンしか食べたことのない私です。f^-^;

私自身は、もう7~8年この屋台に通っているのですが、メニューだけでなく、初めて聞いたお話もいっぱいでした。

雑誌の発売前にここで書くとネタバレになってしまうので、詳しくは書きませんが、ご興味のある方は、是非読んでみて下さい。

発売日は7/8だそうですので、その頃に出版社名と雑誌名は、改めて発表致します。(^^)

実は、さらに驚きの後日談もあるのですが、それもまたあわせてその時に…。
乞うご期待!

2005年6月5日(日) at 20:34 

何だか忙しいけど、楽しい1週間でした。(^^)

撮影した写真をその場で見せて頂いたのですが、夕暮れ時の屋台の写真がとてもキレイでした。
ひとつ前の記事に載せてある、私が撮った同じく”夕暮れ時の屋台”とは、えらい違いです。 ← アタリマエ!(^^;

ちなみに、腰が引け引けで「かすうどん」を撮影する私も撮られてしまったのですが、

頼むからソレは使わないで欲しい

懇願こんがんしたワタクシでありました。
(頼まれなくても使わんか…。f^-^;)

ついに、マスコミデビュー!

そして、いよいよ雑誌は発売日を迎えました。

ついに、マスコミデビュー!

って、私じゃなくて「かすうどん」がですが…。

ひと月ほど前の記事で書いた雑誌が、ついに発売になりました。
新潮社の『旅』8月号です。

勝谷 誠彦さんが、文章と写真を手がける「地麺’s ウォーカー」というコーナーで、我らがオバチャンの「元祖・かすうどん」が紹介されたのです。

「オバチャンの屋台」としか認識していなかった私ですが、この取材に同席させて頂いて、初めて『ゆーちゃんラーメン』という店名であることを知りました。(^^;
んでも、この屋台のメインは、ラーメンではなくて「かすうどん」と「おでん」やと思うねんけどな(悪あがき)。

副編集長のI江さんから、送って頂いた記事を読んで、いろいろ思い出しながらこの記事を書いているわけですが、写真、やっぱりキレイです。

プロの方が撮影したのですから、私ごときがどうこう言うのは失礼なのかもしれませんが、夕暮れの屋台の写真が美しい…。
お風呂のフタをバックに撮った「かすうどん」の写真もきれいです。

へー、こんな風になるんやー

と興味シンシン丸です。

おばちゃんトコの屋台の明かりが、意外と撮影向きだったらしく(そういえば、素人の私でも比較的美味しそうな写真に仕上がることが多いです)、お風呂のフタ以外には、他のライトやレフ板を使用することはありませんでした。
帰りの車の中で、勝谷さんが

俺は今日は、照明とは何ぞや? と思わされたね。

とI江さん相手に話しておられました。

『旅』8月号は、昨日発売(2005年7月8日)で、もう店頭に並んでいます。
実は私もちょこっと写っています。
何だか、めちゃエエように書いていただいておりますので、是非チェックを! ← 手前味噌てまえみそでゴメンなさいよ(^-^;

「かすうどん」の他にも、天五てんごの「シチューうどん」など、大阪の興味深いうどんの数々が紹介されています。
グルメな方も、是非チェックを!

さらに「ゆーちゃんラーメン」は、後日勝谷さんがグルメコーナーを担当する番組、ABC朝日放送の『ムーブ!』でも取り上げられるそうです。
おばちゃん、芸能界デビューも近いかも?!(笑)
※『ムーブ!』は2009年3月6日に放送終了しています。

ところで、『旅』の副編集長のI江さん、誌面で “筋鉄きんてつI” と呼ばれているのですが、実はいわゆる”乗り鉄”さんなんだそうです。
私の記事、もしかしてそこら辺から HIT したのか?(笑)

2005年7月9日(土) at 23:05

『ムーブ!』の勝谷さんのグルメコーナー「知られてたまるか!」、実は「日本一不親切なグルメ番組」がうたい文句でした。
毎回美味しそうなんですが、番組ではお店の所在地を一切言わないんですね。
テレビで放送されると、一時的にわっとお客さんが押し寄せて、常連さんが行きづらくなったりして、お店の迷惑になってはいけないから、という配慮から、そういうことになっていたのだそうです。
番組では、一応ヒントはくれたんですけどね。

しかし「日本一不親切なグルメ番組」、かすうどんだけは『旅』を読めば店の所在がわかったのでした。(^-^)

最後のくだりなんですが、以前は仕事であちこち行くうちに、ネタに…、と撮った電車の写真をたくさん載せていたので、鉄道ファンの方に結構読まれていたようなのです。
そんなワケで、アレは「オチ」です。(笑)
大阪人なので、やっぱり「オチ」は必要なのだ。

…とはいうものの、「オチ」の説明を自分でするのは、ちょっとナサケナイか?(^^ゞ

「旅 8月号」は、当然、現在はバックナンバーですが、「地麺’s ウォーカー」の本は存在します。
全国のおいしい麺情報が満載なので、私も出張blog の”ネタ本”として、一冊買い求めました。(^^)

日本全国、麺を求めて津々浦々、美味しそうな地麺の数々が、勝谷さんの写真と軽妙な語り口で紹介されています。

『イタリアン』という名の新潟の焼きそば、北海道のジンギスカンラーメンと、何故か気になるのは、チョット変わった組み合わせのモノばかり…というのは気のせいでしょうか?(笑)
イヤイヤ、出張グルメの経験からすると、こういうのは案外おいしいのですよ。(^^)

日本からちょっとハミ出て、お隣の韓国の麺も紹介されています。
勝谷さんは春川で、何故か『”辰っちゃん漬け”の梅宮辰夫人形』のような『ヨン様人形』と記念撮影されていました。(^^;

イケ麵! ナイスネーミング(笑)

ところで、実は勝谷さんは既に亡くなられています。
「ゆーちゃんラーメン」のおばちゃんもおそらくは…。
美味しくて楽しい日々でした。

心よりご冥福をお祈りいたします。

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おばちゃんの「かすうどん」作ってみた

私が初めて食べた「かすうどん」である、『ゆーちゃんラーメン』のそれを再現するべく、自分で作ってみました。

noteの方で、私の「油かす」の入手先や作り方を公開しています。

元祖かすうどん、「ゆーちゃんラーメンのかすうどん」を作ってみた

年内は無料公開、年が明けたら有料記事にしてみようかなと考えています。
年内のチェックがお得です、お急ぎ下さい(笑)

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女将のひとりごと(今年の年越しそば問題)

今年の「結びの一杯」は、やはり「年越しかすそば」にします(^-^)

ただし、KASUYAさんの「おうち調理セット」ではなく、自分で作ります。
「おばちゃんのかすうどん」を作ったときの「油かす」がまだ残っているので…。(笑)

この記事を書くにあたって、1週間で失敗作も含めて食べた「かすうどん」が5杯… (^^;
それで年越しも「かすそば」って、

さすがに飽きへん?

と思われるかもしれませんが、大丈夫です。
いや、むしろ楽しみかもしれません。
もうソウルフードの域ですね(^^ゞ

というわけで、それでは皆さん、

良いお年をお迎えくださいませ☆

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