私が初めて「かすうどん」なるものを食してから早や四半世紀ほどになりますかねー、いやもう正確にはいつだったか覚えてないです。(^^ゞ
自動車の修理工場のガレージで、夜だけ赤ちょうちんをぶら下げて開店しているお店でした。
今で言えば「キッチンカー」的な感じなのでしょうが、軽トラに無理矢理キッチンとカウンターを作って、周りに椅子を並べただけのお店で、おばちゃんが一人で切り盛りしていました。
うどんなのにラーメンみたいな美味しさに感動して、blogで紹介したところプチブレイク、今で言うところの「バズった」わけですが、そこから雑誌やテレビで紹介されて、ついには出版された本にも掲載されました(※著者は私ではありません)。
残念ながら、今はもうその屋台はありませんが、「かすうどん」自体は南河内名物として健在しています。
今日はその「かすうどん」について、No.1かすうどんライターの私(もちろん自称です!)が語ってみたいと思います(笑)
スポンサーリンク元祖「かすうどん」おばちゃんの屋台
かすうどん
「かすうどん」について、私が一番最初に上げた記事です (^^)
久しぶりに『かすうどん』を食べました。
すっかり大阪名物になった感のある『かすうどん』ですが、実はここ「住道矢田」のおばちゃんの屋台が元祖です。
南河内を中心に、大阪にはびこってしまった数々の二番煎じ店のおかげで、最近は『かす』が品ウスで、苦労するそうです。
ですが、やはり『元祖』!(力説)
おばちゃんトコのは、他のとは違います。
『かす』の量も大きさもダントツです。
他の店では、『かす』がケチって細かく刻まれているため、スープ(普通、うどんは「つゆ」ですが、かすうどんの場合、スープといった方がしっくりきます)に『かす』がすっかり溶けてしまいますが、おばちゃんのはしっかり残っていて、ザクザクとした『かす』の食感もちゃんと楽しめます。
私が初めて『かすうどん』に出会ったのは、幸運なことに、この住道矢田の屋台でした。
飲み友達に連れていってもらったのですが、
![](https://serisawa2021.com/wp-content/uploads/2023/10/cat_img_1698048791416.jpg)
ラーメンじゃなくて、うどんなの?
と尋ねる私に
![](https://serisawa2021.com/wp-content/uploads/2022/11/cat_img_1669687890451.jpg)
まぁ、食べてみ!
と強力に勧められ、一口食べてびっくり!
うどんなのですが、スープに溶けだした油かすが絶妙で、ラーメンっぽい味はします。
しかし、ラーメンっぽいにもかかわらず、これまた溶けだした卵の黄身が、「月見うどん」テイストでもあり、何というか、とにかく「旨い」です。
すぐに真似する店がたくさん現れたので、何だかポピュラーになってしまいましたが、おばちゃんは今も店を構えず屋台で頑張っています。
再度力説しますが、「さすが元祖!」と言える味です。
よそとは違います!
時々
![](https://serisawa2021.com/wp-content/uploads/2022/11/cat_img_1669261306437.jpg)
かすうどんって知ってるか? めちゃ旨いで
と得意げに吹聴されることがありますが、
![](https://serisawa2021.com/wp-content/uploads/2023/09/cat_img_1693996731217.jpg)
住道矢田のおばちゃんトコ行ってから言うてくれ! シロウトめ。
と思います(たまに、言っちゃいます)。
![](https://serisawa2021.com/wp-content/uploads/2023/12/7758e2f7c333cef532366e81e3e2b437.jpg)
何せ屋台なので、詳しい住所はわかりませんが、大阪市東住吉区のこのあたりです。
大体、21:30 頃からやってます。
赤提灯を目印に訪ねてみて下さい。
日曜日はお休みです。
※現在は屋台はありません(2023年12月)
2004年5月31日(月) at 19:19
以前のサイト がそのままになっているのですが、久々に覗いてみたら、未だに検索エンジンからのアクセスがあったのでビックリ。
「かすうどん」を求めて彷徨っている方々も、まだまだいるようなので、そんな”かすうどんジプシー”の為に、イッキに上げちゃいます。(^^)
この記事を上げた当初は、『かす(豚の油かす)』と書いていたのですが、実は間違いで、後で
![](https://serisawa2021.com/wp-content/uploads/2021/11/cat_img_1637326717916.jpg)
牛では?
とのご指摘を頂きました。
後日、おばちゃんの屋台に行って確認したところ、かすの正体は、
![おばちゃん](https://serisawa2021.com/wp-content/uploads/2023/03/cat_img_1678417250236.jpg)
てっちゃんを乾燥させたヤツやで
とのこと、やはり牛でした。
私が、勝手に背脂っぽいモノを想像しちゃってたんですね、その節は失礼いたしました。m(_ _)m
かすラーメン
今回は「かすラーメン」を食べました。
厳密に言えば、おばちゃんトコは、ラーメンの場合は「かす」はレギュラーで入っているわけではないので、私が食べたのは「ミックスラーメン(800円)」です。
![](https://serisawa2021.com/wp-content/uploads/2023/12/9b51b295a2ceb0e6e461edf1003495f4.jpg)
みそラーメンに、かす・生卵・ベーコン・わかめ・もやし・ネギが入っています。
わりと甘めなので、八丁味噌使ってるのかな? またええ加減なコト書いて、違っていたら申し訳ないので、是非ご自分の舌で確かめてみて下さいませ(^^)
「かすうどん」がそもそもラーメンっぽいので、ラーメンはどうなんだろう? と思って注文したのですが、濃厚な甘い味噌ラーメンって感じでおいしいです。
2004年8月3日(火) at 19:17
赤味噌のラーメンっていうのは、珍しいんじゃないかな?
あ、でも名古屋あたりにはあるかもしれませんね。(^^)
かすうどん食べ歩記
さて、いくら食べたくても、おばちゃんの店は今はもうありません。
関連記事の、iPod泥酔記さんの記事の中で、関東で「かすうどん」を食べることができる「なんでやねん」というお店が紹介されていましたが、ちょっと調べたところ、そこももうなさそうですね。
そこで、現在「かすうどん」がメニューにあるお店を近場で3軒食べ歩きしてきました。
うち2軒はチェーン店なので、南河内以外でも食べることができますよ。(^^)
「加寿屋」KASUYA(グローバルキッチン)
なんつーか、メニューのバリエーションがめちゃめちゃ豊富です。
ただし、「かすうどん」しかありません(笑)
KASUYAのかすうどん
「かすうどん」(並)で、税込900円
おばちゃんとこのに近いのは、「月見かすうどん」税込1,050円でしょうか。
![](https://serisawa2021.com/wp-content/uploads/2023/12/2e1123c2ec32ceb2f086110ca516f475.jpg)
私は、今回はなんとなく「肉かすうどん」税込1,300円にしました。
「かす」の大きさは、まぁまぁ。
おばちゃんのとこみたいに大きくはありませんが、「探さないと無い」感じではありません。(笑)
ザクザク感はあまりありませんが、コラーゲンのぷるぷる感は合格点を上げてもいいかな。
「かす」がいい感じにお出汁に溶け出していて、
![](https://serisawa2021.com/wp-content/uploads/2022/08/cat_img_1661751316283.jpg)
そうそうこんな感じ、懐かしいわぁ
て感じで、個人的には満足です。
ちなみに「かす」はトッピングで追加可能です。
かす大盛(税込200円)
かす特盛(税込350円)
平日のランチタイム(11時から17時)は、おにぎり2個かライスがサービスでついてきます。
長いな、ランチタイム(笑)
![](https://serisawa2021.com/wp-content/uploads/2023/12/a4bf0268561fe7f578ad10d9d654a518.jpg)
あと、気になったのは「ハリハリかすうどん」税込1,050円です。
大阪名物「はりはり鍋」は、水菜とクジラ肉、厚揚げを煮込んだお鍋(我が家バージョン)です。
現在は、なかなか鯨肉は手に入らないので、豚肉で代用されることが多いですね。
「ハリハリかすうどん」は、お値段から察するに、水菜とかすで、お肉はないかな?
水菜のシャキシャキ感が加わると、また別の世界が広がりそうな…。
栄養バランス的にもいいですよね。
年越しかすそば
年末なので、年越しそばの受注も受け付けていました。
![](https://serisawa2021.com/wp-content/uploads/2023/12/9bde7bf88efeb076698581ff5c810b84-e1702968888224.jpg)
おうちで調理できるセットです。
今年の年越しそばは、「にしんそば」か「カレー南蛮」かで悩んでいたのですが、
![](https://serisawa2021.com/wp-content/uploads/2022/11/cat_img_1669728164553.jpg)
選択肢増えてもーたやん…
KASUYA 藤井寺本店
![](https://serisawa2021.com/wp-content/uploads/2023/12/IMG_2261-side.jpg)
![](https://serisawa2021.com/wp-content/uploads/2021/11/cat_img_1637326761461.jpg)
ここが本店?
って目を疑うほど小っちゃいです(笑)
他の店舗は普通に広いのに… (^^;
西名阪の藤井寺インターを出てすぐに見えますが、そのまま対面に横断できないので、少し回り込むことになります。
車で高速道路から向かう人は、気を付けてね☆
KASUYA 藤井寺本店所在地
住所 | 藤井寺市沢田1-28-1 |
---|---|
営業時間 | 〈月~木〉11:00~23:00 〈金・土・祝前日〉11:00~翌3:00 |
定休日 | 火曜日 |
TEL | 072-954-6490 |
関西以外では、東京や岡山にも店舗があります。
何故か各地の競馬場に4店舗もあります。
競馬する人はうどん好きが多いのでしょうか?(笑)
本店以外のKASUYAさんはこちら
串カツ田中
ここはうどん屋さんではなく、串カツのチェーン店です。
って、店名見ればわかりますよね(笑)
メインはもちろん「串カツ」で、「かすうどん」は〆のラーメン的な位置づけのようです。
フランチャイズで全国チェーン展開しているので、関西以外のどこの地域でも食べることができます。
大阪といえば一番メジャーなのは、「お好み焼き」や「たこ焼き」などのいわゆる「粉もん」です(ちなみに私のイチ推しは「イカ焼き」です)が、「串カツ」と「かすうどん」、ここ10年位で台頭してきている、大阪の人気グルメのコラボとは、うまいこと考えましたね (^o^)
ちなみに、本社は東京です。
田中のかすうどん
こちらの「かすうどん」は〆の一品なので、「田中のかすうどん(730円)」のみで、他にバリエーションはありません。
![](https://serisawa2021.com/wp-content/uploads/2023/12/9013ced74db9ad36e35f526a5c4f5978.jpg)
トッピングはネギととろろ昆布のみ。
「かす」の大きさは、KASUYAさんより大きくて存在感もあり、食感も楽しめます。
うどんは麺が少し変わっていて、見た目は「うどん」と「きしめん」の中間みたいで少し平たい感じ、食感はやや「讃岐めん」寄りのシコシコした硬めの食感です。
「讃岐うどん」好きの私としては、これはちょっと嬉しい。
![](https://serisawa2021.com/wp-content/uploads/2023/12/IMG_2267-side-800x384.jpg)
自家製麺なのか店員さんに尋ねてみると、
![](https://serisawa2021.com/wp-content/uploads/2023/06/2136c5d17a9b50c0526f055d28909bec.jpg)
自家製ではありませんが、特別に発注して取り寄せている麺で、人気あるんですよ!
とのことでした。
注意点としては、「かすうどん」のみでも注文できますが、基本飲み屋さんなので「お通し」がつきます。
ドリンクも注文せねばなりません。
私の行ったお店は15時開店で、他も似たり寄ったりだと思うので、ランチで利用するのは難しいでしょうね。
私は、ドリンクは「ひやしあめ」を注文しました。
これも大阪名物ですね。
生姜強めで美味しかったです。
![](https://serisawa2021.com/wp-content/uploads/2023/12/282ba741e5e38eb77b0ede3bf583f78d.jpg)
お持ち帰り串カツ
せっかくなので、串カツもお持ち帰り用の5本セットを買って帰りました。
どうせなら、
![](https://serisawa2021.com/wp-content/uploads/2021/11/cat_img_1637662473110.jpg)
串カツはビールを飲みながら食べたい!
と思ったので、(笑)
車で出かけたので、お店では飲めなかったのです (^^;
無料でソースもついてきます。
お店ではお約束の「ソースニ度づけ禁止」ですが、家で食べるなら何度つけてもOKですね(笑)
![](https://serisawa2021.com/wp-content/uploads/2023/12/IMG_2273-side.jpg)
串カツ田中の店舗情報はこちら
はびきのうどん
地元のうどん屋さんで、本店は「道の駅 しらとりの郷」の別館「タケル館」にあります。
ここでは「油かす」を購入することもできます (^^)
ここのメニューもバリエーションが豊富ですが、KASUYAさんはトッピング推しなのに対して、はびきのうどんさんは、カレーうどん、釜玉うどん、釜揚げ、チャンポンと、うどんの種類が豊富です。
![](https://serisawa2021.com/wp-content/uploads/2023/10/cat_img_1698048791416.jpg)
あ、「かすうどん」の種類ってことね
![](https://serisawa2021.com/wp-content/uploads/2023/12/IMG_2277-side.jpg)
︎
かすカレーうどん
今回はカレーうどんを食べることにしました。
かすうどんと併せて、お店が力を入れているみたいなので…。
ちなみに、「かすカレー」だけではなく、「にくカレー」「すじカレー」もオススメなので、カレーに自信があるようですね。
辛さも、甘口〜激辛まで選べます。
私の舌はお子ちゃまなので、甘口で(笑)
個人的には「すじカレー」が気になっているのですが、あくまで「かすうどん」の取材なので、次回のお楽しみにしましょう。
ノーマル「かすうどん」は、隣の席を覗き見しました (^^ゞ
「かす」の大きさは、KASUYAさんと同じ位ですね。
![](https://serisawa2021.com/wp-content/uploads/2023/12/1f056c7c3b51162df360aeb79c73acbb.jpg)
さて、「かすカレーうどん」が運ばれてきました。
なんと、「前かけ」がついています!
これは気が利いていますねー♪
カレーうどんやミートスパゲティーって、気をつけていても絶対飛び散りますもんね (^^;
しかも、紙製ではなく不織布製です。
よくある紙エプロンだと、ガサガサして邪魔っけなんですが、これは柔らかく体にフィットします。
素晴らしい!
で、「かすカレーうどん」ですが、おススメなだけあっておいしいですわ、カレー。
甘口だけどスパイシー、玉ねぎが甘くてシャキシャキした食感が楽しめます。
道の駅にあるので、お野菜も新鮮なのでしょう。
![](https://serisawa2021.com/wp-content/uploads/2021/09/cat_img_1668144973263.jpg)
カレーが強くて「かす」の存在感が薄くなるんじゃないかな?
という懸念はあったのですが、取り越し苦労でした (^-^)
ぷるぷるコラーゲンと旨みがちゃんと主張してて、スパイシーな中にもまろやかさを感じられて、味わい深いですね。
![](https://serisawa2021.com/wp-content/uploads/2022/08/cat_img_1661751316283.jpg)
うーん、満足☆
![](https://serisawa2021.com/wp-content/uploads/2023/12/IMG_2279-side.jpg)
おもてなしの心
お味もさることながら、このお店「ホスピタリティ」が素晴らしいです。
先程の「不織布エプロン」もそうですが、お客さんが席を立たれた後、椅子やテーブルを、アルコールでものすごく丁寧に拭き上げていました。
コロナが落ち着いてから、ここまでやるお店は少なくなっていると思いますが、お昼時で忙しいにもかかわらず、こういうところの手を抜かないというのは、まさに安心安全な飲食店と言えるでしょう。
![](https://serisawa2021.com/wp-content/uploads/2023/12/IMG_2275-side.jpg)
おばちゃんの屋台が取材される
ここからはまた「思い出話」です(^-^)
かすうどん再び
先日、某大手出版社の旅雑誌の取材に同席させて頂く、というラッキーに恵まれました。
どうやら『かすうどん』が関東でブレイクしつつあるらしく、「かすうどん元祖の屋台」について書いた、私の記事が検索に引っかかったそうです。
そういえば件の記事は、ちょこちょこトラックバックが増えていて、現在は、ちょっとした『かすうどんステーション』と化しています。
プロフに記載してあるメールアドレス宛に、編集部のI氏から詳しい事と連絡先を教えて欲しいとのメールを頂いた時は、驚きました。
時々変なメールが来ることもありますが、お便りを頂いたり、こういうラッキー・ハプニングもあったりするので、やはり、連絡先は載せておくものですね。
さてかすうどん屋台の連絡先ですが、なにぶん屋台なので、固定電話があるわけではなく、おばちゃんの携帯を聞きにいくしかありません。
取材まで、あまり日数が無さそうだったので、とりあえず直に聞きにいくことにしました。
ここの屋台は、今までも取材はいくつかあったらしいのですが、怪しげなところも多く、写真だけ撮ってそれっきりということもあったそうで、おばちゃんはちょっと不安げだったのですが、
![私](https://serisawa2021.com/wp-content/uploads/2023/10/cat_img_1698048791416.jpg)
すごく大きい出版社だから、おかしなことはないよ、大丈夫!
と、I氏に送って頂いた、過去の記事のコピーを渡して、何とか納得してもらいました。
![おばちゃん](https://serisawa2021.com/wp-content/uploads/2022/05/cat_img_1652329197041.jpg)
お姉ちゃんも来てくれんの?
と尋ねられたので、
![私](https://serisawa2021.com/wp-content/uploads/2022/11/cat_img_1669728164553.jpg)
ええんかな~?
と思いつつも、プロの取材を見学させてもらえる滅多にない機会なので、
![私](https://serisawa2021.com/wp-content/uploads/2023/09/cat_img_1693996731217.jpg)
行く、行く!
と勝手にOK、I氏には、事後承諾頂き見学させてもらえることと相成りました。(^-^;
2005年6月5日(日) at 17:42
![](https://serisawa2021.com/wp-content/uploads/2023/12/9ae0d3bf8595fbe680b667a3ef09ca95.jpg)
実は「かすうどん」の記事は、以前のサイトでは常にマイ・アクセス数トップの看板記事でした。
比較的書いてからすぐにトップになったのですが、しばらくしてから第2のウエーブがやってきました。
当時は何故かわからなかったのですが、おそらく「かすうどん」が「はなまるマーケット」で紹介された(この屋台ではありませんが)からだと思います。
順調にアクセス数が増えたおかげで、検索にもヒットしやすくなり「雑誌の取材を受ける」(「私が」ではありませんが)という機会にも恵まれたのだと思います。
こういうことが起こるのも、blog ならではのことですよね。
やはり、HPより検索にヒットしやすいからでしょう。
アクセス増加 → 検索にヒット → 思わぬ展開 → さらにアクセス増加
という循環で、タマに非日常的な気分が味わえるのも、blog の楽しみかもしれません。
実際に、取材に来られたK氏は、おばちゃんがいつも見ている番組に出ている人で、えらい興奮したはりました。(笑)
よろこんでもらえて良かったです。
取材の取材
取材当日は、19時頃に現地で待ち合わせでした。
“19時頃”というのが何ともアバウト…。(^^;
先に別の2件の取材があって、ここの屋台は最後なのです。
おばちゃんは、まだ少し不安そうでした。
私自身も、Iさんとはメールで何回かやりとりしただけなので、そんなに事前知識も無かったのですが、大きな出版社だし、有名なカメラマンの方が取材されるということだったので、そんな事を少し話しておきました。
![私](https://serisawa2021.com/wp-content/uploads/2023/10/cat_img_1698048791416.jpg)
何か、テレビに出てる人が来るらしいよ
![おばちゃん](https://serisawa2021.com/wp-content/uploads/2022/05/cat_img_1652329197041.jpg)
いやぁ、ホンマ?
![私](https://serisawa2021.com/wp-content/uploads/2021/11/cat_img_1637326509511.jpg)
ちょっと楽しみやねぇ
そんな事をボツボツと話していると、不意に
![](https://serisawa2021.com/wp-content/uploads/2021/11/cat_img_1637326717916.jpg)
こんばんはー
とビニールのカーテンを開けて、男性が入ってきました。
Iさんでした。
名刺を頂いてびっくり、なんと”副編集長”さんです。
続いて入って来られた、何だか見覚えのある男性には、おばちゃんの方がびっくりしていました。
![おばちゃん](https://serisawa2021.com/wp-content/uploads/2023/03/cat_img_1678417250236.jpg)
いやぁ~! Kさんやないですか~!
いつも見ている番組に出ている方らしく、これでおばちゃんもすっかり安心したようです。
日も暮れかかっているので、テキパキと撮影に入ります。
先ずは屋台の外観を。
提灯に灯を入れると
![K氏](https://serisawa2021.com/wp-content/uploads/2023/08/12a62664b4cf40c508b7e4f803e84d83.jpg)
おー! イイねぇ~! 雰囲気出てるわぁ~!
とK氏。
(わ~、何だかプロの撮影っぽいセリフだぁ…)
と当たり前のことに感動するミーハーな私とおばちゃん。(^^;
![](https://serisawa2021.com/wp-content/uploads/2023/12/f25b9291b85601abd9fb5db6d9bb68e8.jpg)
![I氏](https://serisawa2021.com/wp-content/uploads/2023/08/7060553f171fc649d4995a151c63eeb5.jpg)
“かす”って見せてくれます?
と次は、お皿にゴロゴロと盛られた”丸ごとのかす”を撮影。
![](https://serisawa2021.com/wp-content/uploads/2023/12/d91a49e422757998b6e3039832f8379c.jpg)
![私](https://serisawa2021.com/wp-content/uploads/2023/10/cat_img_1698048791416.jpg)
あ、私も撮って良いですか?
とすかさず携帯を取り出す私、「かす」を「丸ごと」撮る機会もそう無いと思ったのですが、
![](https://serisawa2021.com/wp-content/uploads/2022/11/cat_img_1669728164553.jpg)
邪魔しないように、大人しくすみの方で見学してますから~
などと、Iさん宛のメールに書いたことを、ふと思い出しました。
大嘘やん。f^-^;
でも、ちょっとだけ言い訳すると、遠慮がちに撮ったので腰が引けてて、ピンぼけ画像になってしまったのですます。(笑)
2005年6月5日(日) at 19:30
この日、「かす」の実物を初めて見ました。
“牛の腸”ってゴツイんですね。
結構貴重な画像かもしれません。(^^)
おばちゃんはコレを、包丁でザクザクと切っていました。
さてさて本番の『かすうどん』撮影です。
照明は、おばちゃんトコの”裸電球”が良い具合に当たっていたので、バックに白い板(レフ板?)を立てるだけでOKのようです。
この「白い板」、実はお風呂のフタだそうです。
カメラを三脚で固定して、上から撮影します。
![](https://serisawa2021.com/wp-content/uploads/2023/12/2a60a1c4d27cffe2bf8569ca03ad3cf2.jpg)
私が撮ったのは、向かいからなので、実際に雑誌に載るのとは違う感じになります。
一通り撮影が済んだ後は、かすうどんを食べながらインタビューです。
K氏は、いろいろな事を尋ねていき、ちょこちょことメモをとっていきます。
自然に、世間話の中から「お?」という話を引き出しては、メモっていく様子はさすがプロですね。
かすうどん以外のメニューも、いろいろと食べさせて頂きましたが、どれもおいしかった~!
昔から来ている割には、実は、かすうどんとラーメンしか食べたことのない私です。f^-^;
私自身は、もう7~8年この屋台に通っているのですが、メニューだけでなく、初めて聞いたお話もいっぱいでした。
雑誌の発売前にここで書くとネタバレになってしまうので、詳しくは書きませんが、ご興味のある方は、是非読んでみて下さい。
発売日は7/8だそうですので、その頃に出版社名と雑誌名は、改めて発表致します。(^^)
実は、さらに驚きの後日談もあるのですが、それもまた併せてその時に…。
乞うご期待!
2005年6月5日(日) at 20:34
![](https://serisawa2021.com/wp-content/uploads/2023/12/949c0dbec39f5f40a1007eff972d0554-1.jpg)
何だか忙しいけど、楽しい1週間でした。(^^)
撮影した写真をその場で見せて頂いたのですが、夕暮れ時の屋台の写真がとてもキレイでした。
ひとつ前の記事に載せてある、私が撮った同じく”夕暮れ時の屋台”とは、えらい違いです。 ← アタリマエ!(^^;
ちなみに、腰が引け引けで「かすうどん」を撮影する私も撮られてしまったのですが、
![](https://serisawa2021.com/wp-content/uploads/2022/05/cat_img_1652346048105.jpg)
頼むからソレは使わないで欲しい
と懇願したワタクシでありました。
(頼まれなくても使わんか…。f^-^;)
ついに、マスコミデビュー!
そして、いよいよ雑誌は発売日を迎えました。
ついに、マスコミデビュー!
って、私じゃなくて「かすうどん」がですが…。
ひと月ほど前の記事で書いた雑誌が、ついに発売になりました。
新潮社の『旅』8月号です。
勝谷 誠彦さんが、文章と写真を手がける「地麺’s ウォーカー」というコーナーで、我らがオバチャンの「元祖・かすうどん」が紹介されたのです。
「オバチャンの屋台」としか認識していなかった私ですが、この取材に同席させて頂いて、初めて『ゆーちゃんラーメン』という店名であることを知りました。(^^;
んでも、この屋台のメインは、ラーメンではなくて「かすうどん」と「おでん」やと思うねんけどな(悪あがき)。
副編集長のI江さんから、送って頂いた記事を読んで、いろいろ思い出しながらこの記事を書いているわけですが、写真、やっぱりキレイです。
プロの方が撮影したのですから、私ごときがどうこう言うのは失礼なのかもしれませんが、夕暮れの屋台の写真が美しい…。
お風呂のフタをバックに撮った「かすうどん」の写真もきれいです。
![](https://serisawa2021.com/wp-content/uploads/2023/10/cat_img_1698048791416.jpg)
へー、こんな風になるんやー
と興味シンシン丸です。
おばちゃんトコの屋台の明かりが、意外と撮影向きだったらしく(そういえば、素人の私でも比較的美味しそうな写真に仕上がることが多いです)、お風呂のフタ以外には、他のライトやレフ板を使用することはありませんでした。
帰りの車の中で、勝谷さんが
![](https://serisawa2021.com/wp-content/uploads/2023/08/7060553f171fc649d4995a151c63eeb5.jpg)
俺は今日は、照明とは何ぞや? と思わされたね。
とI江さん相手に話しておられました。
『旅』8月号は、昨日発売(2005年7月8日)で、もう店頭に並んでいます。
実は私もちょこっと写っています。
何だか、めちゃエエように書いていただいておりますので、是非チェックを! ← 手前味噌でゴメンなさいよ(^-^;
「かすうどん」の他にも、天五の「シチューうどん」など、大阪の興味深いうどんの数々が紹介されています。
グルメな方も、是非チェックを!
さらに「ゆーちゃんラーメン」は、後日勝谷さんがグルメコーナーを担当する番組、ABC朝日放送の『ムーブ!』でも取り上げられるそうです。
おばちゃん、芸能界デビューも近いかも?!(笑)
※『ムーブ!』は2009年3月6日に放送終了しています。
ところで、『旅』の副編集長のI江さん、誌面で “筋鉄I” と呼ばれているのですが、実はいわゆる”乗り鉄”さんなんだそうです。
私の記事、もしかしてそこら辺から HIT したのか?(笑)
2005年7月9日(土) at 23:05
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『ムーブ!』の勝谷さんのグルメコーナー「知られてたまるか!」、実は「日本一不親切なグルメ番組」がうたい文句でした。
毎回美味しそうなんですが、番組ではお店の所在地を一切言わないんですね。
テレビで放送されると、一時的にわっとお客さんが押し寄せて、常連さんが行きづらくなったりして、お店の迷惑になってはいけないから、という配慮から、そういうことになっていたのだそうです。
番組では、一応ヒントはくれたんですけどね。
しかし「日本一不親切なグルメ番組」、かすうどんだけは『旅』を読めば店の所在がわかったのでした。(^-^)
最後のくだりなんですが、以前は仕事であちこち行くうちに、ネタに…、と撮った電車の写真をたくさん載せていたので、鉄道ファンの方に結構読まれていたようなのです。
そんなワケで、アレは「オチ」です。(笑)
大阪人なので、やっぱり「オチ」は必要なのだ。
…とはいうものの、「オチ」の説明を自分でするのは、ちょっとナサケナイか?(^^ゞ
「旅 8月号」は、当然、現在はバックナンバーですが、「地麺’s ウォーカー」の本は存在します。
全国のおいしい麺情報が満載なので、私も出張blog の”ネタ本”として、一冊買い求めました。(^^)
日本全国、麺を求めて津々浦々、美味しそうな地麺の数々が、勝谷さんの写真と軽妙な語り口で紹介されています。
『イタリアン』という名の新潟の焼きそば、北海道のジンギスカンラーメンと、何故か気になるのは、チョット変わった組み合わせのモノばかり…というのは気のせいでしょうか?(笑)
イヤイヤ、出張グルメの経験からすると、こういうのは案外おいしいのですよ。(^^)
日本からちょっとハミ出て、お隣の韓国の麺も紹介されています。
勝谷さんは春川で、何故か『”辰っちゃん漬け”の梅宮辰夫人形』のような『ヨン様人形』と記念撮影されていました。(^^;
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ところで、実は勝谷さんは既に亡くなられています。
「ゆーちゃんラーメン」のおばちゃんもおそらくは…。
美味しくて楽しい日々でした。
心よりご冥福をお祈りいたします。
スポンサーリンクおばちゃんの「かすうどん」作ってみた
私が初めて食べた「かすうどん」である、『ゆーちゃんラーメン』のそれを再現するべく、自分で作ってみました。
noteの方で、私の「油かす」の入手先や作り方を公開しています。
元祖かすうどん、「ゆーちゃんラーメンのかすうどん」を作ってみた
年内は無料公開、年が明けたら有料記事にしてみようかなと考えています。
年内のチェックがお得です、お急ぎ下さい(笑)
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女将のひとりごと(今年の年越しそば問題)
今年の「結びの一杯」は、やはり「年越しかすそば」にします(^-^)
ただし、KASUYAさんの「おうち調理セット」ではなく、自分で作ります。
「おばちゃんのかすうどん」を作ったときの「油かす」がまだ残っているので…。(笑)
この記事を書くにあたって、1週間で失敗作も含めて食べた「かすうどん」が5杯… (^^;
それで年越しも「かすそば」って、
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さすがに飽きへん?
と思われるかもしれませんが、大丈夫です。
いや、むしろ楽しみかもしれません。
もうソウルフードの域ですね(^^ゞ
というわけで、それでは皆さん、
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良いお年をお迎えくださいませ☆
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