Uber で配達を始めてからもうすぐ4年。
ここらでひとつ「総集編」ってことで、私が度肝を抜かれたびっくり配達のベスト3を大発表〜、パチパチパチ(笑)
第3位 ピンクなお店
まずは弟3位! 「ピンクなお店」に配達しちゃいました。
オレンジと緑の派手なカラーリングのビルに配達。
エレベーターの扉が開くと、大爆音のパラパラミュージック♪
そして、壁にはエセJKのポートレートがズラリ… (^^;
怪しげな、ヒゲのイケメンにモスバーガーを渡して配達完了。
詳しい営業内容は知りませんが、人生初のフーゾク店入店でした(笑)
スポンサーリンク第2位 松屋町のラーメン屋〜福島のホテル
続きまして第2位は?
「波乱万丈! 松屋町のラーメン屋〜福島のホテル、英会話謝り合戦!」
第1の試練
夕暮れ時、順調に拠点(上本町)に近づいてきたので、
あと1件配達したら、今日は終了やな
と、思ったところで呼ばれる、すかさずタップ♪
が! ラーメン屋さんでした…。
まだ配達を始めたばかりのこの頃は、配達するお店も配達先もすべてがブラックボックスで、受けてみるまでわからない…、ある意味ギャンブルだったんですよね (^^;
そして、お店の方も不慣れなところは梱包が甘く、液状のものはこぼれたりすることも、ままありました。
なので、
(いや、無理でしょー。専門の配達用具を持っているわけでもないトーシローの私に、背中に背負ったラーメンをこぼさず運べるわけないやん…)
と思ったのですが、受けてしまったものはしょうがない。
とりあえず、松屋町のラーメン屋さんに向かいました。
う〜ば〜い〜つですぅ
ビクビクしながら扉を開けると、
全部丼ですよー。よろしくねー!
と、こちらの心情を全て見透かしたような店主の笑顔が待っていたのでした (^^ゞ
よかったー、本当によかったー、天は我を見放さなかった…(笑)
第2の試練
が、喜んだのもつかの間。
配達先を見ると
Fukushima
(中央区に福島って町名あったっけ?)
もう一度見る
Fukushima-ku
ふーくーしーまぁ?
なんで福島区民が松屋町のラーメン屋に出前を頼むのぉ?
このお店、チェーン店ではありますが、そんな有名店の感じじゃないのに…。
しかし、これまた受けてしまったものは仕方ありません。
せっかく順調に南下してきたのに、泣く泣く今日イチの最北端へと向かうこととなりました。
しかしこの先も、Uber初心者の芹沢には、さらなる試練が待ち受けていたのでした。
to Be Continued…
スポンサーリンク第3の試練
そうこうしているうちに目的地に一応到着。
「一応」とは、この頃の地図アプリはわりといい加減で、正確な住所を入力しても、微妙にずれた位置に到着してしまうことが結構多かったのです。
到着して目的の建物が見つからない場合は、お店の名前やマンション名を入力して改めて検索すると、やっと正確な位置にたどりつけます。
他にも、「グーグルマップは何故か裏口が好き」(正面入り口ではないので建物に入れない)とか、配達を始めた当初はいろいろ泣かされました。
最近の Uber の地図は割と優秀で、pinズレも少なく、信頼できるようになってきたので、配達先がわからないという事態にはあまり遭遇しなくなりましたが (^^)
で、話を戻すと、一応到着した場所は、「ABC放送」テレビ局でした(笑)
改めて、マンション名を入力して検索すると、「閉店している可能性があります」という文言とともに、マンションと同じ名前のホール名が出てきました (^^;
(んー、電話するかぁ)
場所がわからない時は、アプリ内の電話で注文者と通話、もしくはメッセージを送ることができます。
メッセージは入力が面倒なので、電話することに。
“ Hello?”
(へ、へろー?)
エーゴやん!
そう、to be continued… とは、ネタ振りだったのである(笑)
ウーバーイーツでーす
とりあえず日本語で答えてみる。
“ Oh, I don’t understand Japanese.⤵︎”
そーかー、日本語ダメかあ。
土地勘のない外人さんなら、長距離出前も仕方ないか…。
“OK, this is Uber Eats food delivery…
以下、日本語字幕でお届けします(笑)
自分の英会話は、文法とかテキトーなので (^^ゞ
すみません、近くにいるのですが場所を教えていただけますか? 今テレビ局の前にいます
喫茶店の向かいなんですけど…
(喫茶店? テレビ局とビルしかないけどなぁ…)
困った、エーゴはわかるが道がわからん(笑)
喫茶店? 見当たらないです
オーケー、動かないでそこにいて。降りて行くわ
ありがとうございます、すみません
助かった、やっと終われる (^o^)
しばらく待っていると、お客さんからメッセージが来ました。
I’m in the lobby
ロ、ロビー? どこの? まさかテレビ局の?
ただの出前が、入館証も無しで入れるのかな?
とりあえず建物の周りを1周してみましたが、入り口が見つかりません…。
またもや大ピンチ!
建物の入り口はありませんが、上に中庭があるっぽい階段がいくつかあったので、上がってみました。
あった! 喫茶店だ! これかー。
向かいのホールのロビーに、金髪の女性発見!
私よ! 私!!
申し訳ありません、大変遅くなりました
こちらこそ、わかりづらくてごめんなさいね
こんなに時間がかかってしまって、本当にごめんなさい、料理は冷めてないと思うんだけど…
こちらこそごめんなさい、本当にありがとう!
欧米は訴訟社会なので、白人はあまり謝らないというイメージでしたが、なんの! 言葉こそ英会話ですが、まるで大阪のおばちゃんを相手にしているかのような謝り合戦が展開されました(笑)
いい人でよかった (^^)
大変な思いはしましたが、最後は癒されました (^-^)
ドキドキ配達日記、これにて完結(笑)
スポンサーリンク第1位 ピンクなお宿
では、注目の第1位はー?
ドロロロロロ(ドラムロール)、ジャーン!
「ラブホに配達! 吉野家牛丼」
吉野家さんで牛丼を受け取って、配達先を見ると、ホテル名と部屋番号が。
『キャンディ何ちゃらホテル』
(って、ラブホちゃうん?)
行ってみたら、大当たり〜(笑)
それも、昔ながらの饐えた感じのお宿でした (^^; (^^;
(とりあえずフロントに預けた方がいいのかなぁ…)
とベルをチーン!
オバちゃん登場。
605号室に出前なんですが…
部屋まで行って下さい!
(えー? そんな、気まずいやーん)
エレベーターで6Fへ、薄暗~い廊下に出ました。
ジャジャジャジャッ、ジャジャジャジャッ、チャ〜ラ〜♪(火曜サスペンス劇場より)
いきなり脳内ミュージックは火サスに!
いや、だって、暗いし怪しいし誰もいーひん(いない)し…、知らん国のスパイに拉致されても誰も気ぃ付かへんやん〜
ビクビクしながら605号室のドアをノック
出てきたのは黒サングラスの男達ではなく、バカップルでもなく…、太った金髪ロン毛でクルクル巻き毛でヒゲでアンガス・ヤング(AC/DC のギター、知ってるかな?)みたいな短パンの白人のオジさんでした (^^;
まぁ充分怪しい風体ではありますが、なんのことはない、普通のホテルよりも安く泊まれるからなのか、でっかいベッドが快適なのか、理由は計り知れませんが、ラブホに滞在中の旅行者でした (- -)
以上、「事実は小説よりも奇なり」な仰天配達の数々でしたー(笑)
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