オーストラリア滞在記「GO！ 豪！ ダウンアンダー」出版記念！無料でまえがき・あとがきを公開中＆Kindle出版の裏話

はじめに

「ＧＯ！ 豪！ ダウンアンダー　- 猪突猛進セーシュン紀行 –」を手に取っていただき、ありがとうございます。

ちょうど1年前に「まがりまっすぐ」というエッセイ集を出版させていただいたのですが、その「あとがき」で予告した、オーストラリア滞在記を、お約束通り、無事に出版させていただくことができました。

この本は、一年間にわたる私のワーキング・ホリデー&オーストラリアでの生活を、当時毎日つけていた日記を元にして書き上げたものです。

非常に「濃い」一年間でした。

生活するための英語を身に付けようと通った学校生活、困難を極めた職探し、さらにハードルの高かった「観光ビザへの延長」、友人たちとの楽しい日々…、恋もしました、グダグダでしたが。(笑)

海外での生活は、「目からウロコ」なことばかりで、生意気にも、世の中を達観しているつもりでいた私に、自分はただの「井の中の蛙」の1匹であったことを思い知らせてくれました。

今思えば、たかだか20代半ばで何故そんなにエラソーだったのかは謎ですが、そんな私が打たれちゃあ立ち上がる、「泣き笑いセーシュン劇場」をお楽しみいただければ幸いです。

おわりに

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
おかげさまで、今回も無事出版にこぎつけることができました。

編集作業中は、すっかり心が1989年のシドニーに飛んでしまっていました。もう一度旅ができたみたいで、なんだかお得な気分です(笑)

この1年と3カ月の間は、私の人生の中で切り取られた「夢の時間」のような気がしています。現実にあったことなのですが、なんだか夢を見ていたような気がするんですね。

今まで生きてきた中で、1番充実していて、1番キラキラしていた大切な時間です。

実は、この小説はホームページ上にアップしていたこともあるのですが、残念ながらそのホームページはサイトの都合でなくなってしまいました。

「爆発」の章に出てくる、-愚か者の定義-の日付が「2002年9月」となっているのは、ホームページ上に小説を書いたときのものです。

今回、Kindle本として出版することで、残すことができるのは、とてもありがたいことです。

ところで、この小説の中で度々登場する「マサオちゃん」ですが、実はこの春に「30年ぶりの再会」を果たしました。

ご興味のある方は、私のblog「芹沢温泉」の博多旅行記を読んでいただければ幸いです。

次回作は、帰国前に3カ月かけて1周したオーストラリア大陸周遊記を出そうかな？　と考えています。

実は途中まで書いてはいるのですが、いかんせん写真が古いので全体的に黄ばんでしまっていて、これをどうするか思案中です。

しかしながら、丸々3カ月遊んで暮らした記録など、そうそう書けるものではないと思うので、何とか世に出せるよう精進したいと思います。

今後ともよろしくお願い申し上げます。

2024年8月　                                                           芹沢茜