※残念ながら、DiDi Food は2022年5月25日をもって日本撤退することとなってしまいました。
詳しくは DiDi Food 日本撤退!をご参照下さい。(2022年4月21日記す)
コロナ以降、デリバリーの需要は増えたのですが、それ以上にドライバーの数が爆増したたため、結果、あまり稼げなくなってしまったUber Eats
去年の春ごろが一番ひどかったなぁ…。
スポンサーリンク雨後の筍
大阪市内に出て行くと、駅前は待機ドライバーだらけ (^^;
お昼時にアプリをオンラインにしたのに、配達注文が入ったのは2時間後、さすがにこの時は心が折れました(笑)
あの頃は、料理を取りに行ったレストランで、お客さんに「実は、配達やってみようと思ってるんだけど、どんな感じ?」と聞かれることがよくありました。
コロナで仕事が無くなったり減らされたりした人にとっては、スキマ時間に自分の自由で稼ぐことができる、という条件はとても都合が良く思えたのでしょう。
ただ、考える事は皆同じなので、実際に登録して始めた人は多かったと思いますが、期待していたほどは稼げず、今はやめてしまった人も結構いると思います。
あと、専業でやっていた人で「これでは暮らせない」と離れていった人もいます。
大阪市内で、よく相談に乗ってもらっていたベテランドライバー君がいたのですが、暮れの繁忙期に大阪市内に出向いた際、一度も出会うことはありませんでした。
私は好きでやっているので続けていますが、ベテラン君もきっと配達は好きでしょうから、そのうちまた顔を合わせることもあるでしょう。
そんな感じで淘汰されて、一時はドライバーの数は少し落ち着いたように思いましたが、コロナで職を失った人が増えたのか、最近またドライバーが増えたようで、鳴り待ち中に記事の原稿が結構進みます。(^^;
で、タイトルの「ハイブリッドドライバー」
何が「ハイブリッド」なのかというと、写真を見ればわかると思いますが、Uber ドライバーが爆増した折に、「こりゃいかん」と対応策で、私は DiDi Food にも登録しました。
両方のアプリを立ち上げておいて、呼ばれた方に取りに行く、という作戦。
これで長すぎる待機時間を無くそうとしたのです。
稼働数はそんなに多くないので、参考になるかどうかは個々の判断に委ねられますが、一年ほどやってみての感想を書いてみようと思います。
結論から先に言ってしまうと、2社目の登録は「まぁ、正解だったかな?」と思います。登録のデメリットはほぼありません。
強いて言えば、クエストが達成しにくくなるかもですが、そこは自分でコントロールできる部分なので無問題。
これについては、後で解説します。
それでは、Uber EatsとDiDi Food、それぞれの特徴や立ち回りを詳しく見ていきましょう。
スポンサーリンク配達バッグ
どちらも専用のバッグはありますが、別に何を使っても構いません。
Uber Eats
私が登録した時は、最初にバッグが渡され、8000円のデポジットが配達料金から差し引かれました。あくまでデポジットなので、辞める時は返してくれます。
当初はバッグが傷んでくれば無償で交換してもらえるということでしたが、現在は登録するとアマゾンで購入するように言われるらしく、交換制度はなくなりました。価格は4000円から8000円位が相場のようです。
今のところ、たくさん配達してデリバリードライバーとしてのランクが上がれば、特典としての交換はしてもらえるようです。
(※2022年4月現在、この制度は私のアプリでは確認できていないので、もしかしたら無くなっているかもしれません)
少し前に、バッグの底が擦り切れていたのでバッグの新調を考えたのですが、Amazonで購入しなければならないのなら、デポジットの8,000円はどうなるのか? とサポートに確認したところ、「返金はできません」と、信じられないような回答が返ってきました(o_o)
どういうこと?!
と猛抗議したところ、別のサポートから「返金処理しました」と連絡があり、翌週の入金日に配達報酬と共に振り込まれていました。
uber サポートは、マニュアル以外の申し出に関しては驚くほどアホな回答をよこすことがあるので、注意しましょう(笑)
デポジットの返金に関しては、ドライバー自身の申し出が無い限り、自動的に返還されることは無いので、忘れずに請求しましょう。
何か、年金か国民健康保険の制度のようだなあ…。
DiDi Food
最初の頃のUber Eatsと同じで、バッグを渡され、後からデポジット4000円が最初のうちの配達料金から差し引かれます。デポジットの金額が少ないのと、バッグのサイズが選べるのがUber Eatsより有利な点、今のところは交換も可能なようです。(※2022年4月現在、交換制度は無くなりました)
これから始める人は、2社登録して、まずDiDi でバッグを調達してUberの配達もDiDi バッグでやってしまうのがリーズナブルだと思います。
現在はDiDi も、交換制度はありません(初期不良の場合のみ、バッグの受取から8日以内の申し出で受け付けてもらえます)。
加えて、デポジットの返金も無く、バッグがダメになったら新たに購入しなければなりません。
もし、バッグを新調する必要が出てきたら、DiDi のバッグは4,000円で、パートナーハブで購入可ですが、Uber も DiDi もバッグの縛りは無いので、他に使い勝手の良いものを自分で探すというテもアリです。
余談ですが、私はDiDi 開業当初、薄~いトートバッグで配達しているドライバーさんに遭遇したことがあります(^^;
一つ情報としては、出前館のドライバーさんに聞いたのですが、出前館は他社のロゴ入りバッグでの配達は禁止で、出前館のマークの入ったキャップをかぶって配達しなければいけないそうです。
最近見かけるロゴを黒いテープで隠したバッグのドライバーさんは、おそらく出前館とのハイブリッド配達だと思われます。
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当初、Uber は料理のピックアップ時の料金は発生しなかったのですが、料金体系の改訂があり、現在はピックアップにも距離料金が発生するようになりました。
ただ、「配達調整金額」という謎の項目があり、Uber によると「周辺の注文数やドライバーの数、道路状況により調整される」とのことですが、明確な数字の根拠は示されていないので、相変わらずブラックボックスは残されたままです。要は配達してみないとわからない、ということです。(^^;
※現在(2022年4月現在)は、Uber の配達報酬は大幅に改悪されており、よほどの長距離配達以外は、私の稼働地域では、ほぼ300円均一になっています。
「ほぼ」というのは、ピックアップでお店で待たされたり、やや長距離だったりすると、申し訳程度に1円とか2円とか加算されているのですが、301円とかいう数字を見ると、余計にイラッとします(-_-)
DiDi は最初からピックアップにも距離料金がついていました。
こう言うと、DiDi の方が稼げそうな気がしますが、中・短距離の一件あたりの配達料金はそんなに変わりません。なんというか、絶妙に調整されてる感じ(笑)
※Uber の改悪以来、1件あたりの単価は断然 DiDi の方が高く、距離に応じて適正な加算がされていると感じます。これでもう少し配達依頼件数が多ければな…、なんですけどね。
DiDi はピックアップの長距離はあまり無いような気がします。少なくとも、私は遭遇したことがありません。
これは配達地域によるみたいで、ドライバーの少ない地域はロングピックもあります。
ただ、その際はちゃんと距離料金に反映されるので、1件単価は上がります。
Uber は、地獄のロングピック&ロングドロップがしばしば発生していましたが、改訂以降は最初に概算料金とドロップ先のおおまかな住所が示されるようになり、ドライバー自身が配達するかどうかを決められるようになったので、そこはありがたいです。
300円で行けるかっ!
と思えば、断ることも可能なわけです。
ただ、この概算と実際の配達料金とのズレが結構大きいので、そこはもっとあてになる数字を出せるようになってほしいです。
立ち回りとしては、配達リクエストやドライバーの数等、その日のコンディションで成果は左右されるので、結局、特徴を押さえておいて、自分なりに考えて動くということに尽きますね。
スポンサーリンクインセンティブ
次はインセンティブについて。
ブースト
注文が増えると予想される地域や時間帯の配達料金に1.1から1.6倍の倍率が付与されるというもの。
これはDiDi にはありません。
最近は私の地元(南河内)でも、ちょこちょこつくようになったのですが、地元稼働はわりと長距離が多く、そうなると件数が稼げなくなるので、これは有り難いですね。
※これも、現在(2022年4月)南河内はブーストが付かなくなりました。
今はさらに南下して、泉南地域(和歌山との県境)と北摂地域(兵庫・京都と近接)に付与されています。
ブーストはあらかじめ日程や地域が決められているので、まあ計画は立てやすいですが。
これとは別に、一時的に配達リクエストが増えている地域に、100円から250円ぐらいの追加報酬がつく場合もあり、これはUber、DiDi 両方に存在します。
突然現れて、リクエストが少なくなるとスッと消える。(笑)
クエスト
限られた期間内の配達件数に応じて付与されるインセンティブ。
今のところ月〜木曜日の平日と、金から日曜日の週末に分かれています。
Uberは、あらかじめ自分がどのクエストをやるかを選択するのに対して、DiDi は選択性ではなく、配達できた件数に応じてインセンティブがつくようになっています。
DiDi の方が比較的達成しやすい件数が用意されていて、同じ件数ならUberより微妙に多めの金額をもらえるような価格設定にもなっています(笑)
ならば、クエストはDiDi の方が稼げそうな気がしますが、これまた配達リクエストの総数やドライバーの数も違うので一概には言えず、やはりその日のコンディションに応じて、動くしかないのよねー。(^^;
※現在は、Uber も同様のシステムになり、少ない件数でもインセンティブは付きます。
ただ、そもそも300円均一なので、クエスト達成で1件の配達料金がやっとDiDi 並みになる感じです。
なので、両方のアプリを立ち上げていて同時に鳴った(呼ばれた)場合、私は DiDi を選びます(^^ゞ
キャンセル率
1つ注意しなければいけないのは、DiDi のクエスト達成の条件に、「キャンセル率10%未満」というのがあります。
DiDi のキャンセル率は、1週間でリセットされるので、クエストの度に意識しなければなりません。少なめの総配達件数だと、10%未満のキャンセル率をクリアしようとすると、ほとんど断れない…、みたいなことになるので気をつけましょう。
Uber のキャンセル率は、以前だと期間でリセットされることはありませんでした。「以前」と書いたのは、現在はキャンセル率、応答率ともに開示されていないので、詳細は不明なのです。
ただ、Uberのクエストについては、そもそもキャンセル率は関わってこないので、気にする必要はありません。
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Uber
大手チェーン店がメイン、とはいうものの最近は個人経営の小さな店舗も増えてきています。私の地元もそういうお店は多く、新規参入も増えているので、始めたばかりのお店にいろいろ質問されたりします。
DiDi
今のところ、個人経営店がメイン。大手(?)チェーン店もあるにはありますが、まだ少ないと思います。私がやったことあるのは、上本町のフレッシュネスバーガーと松屋、地元のケンタッキーフライドチキンとずんどう屋ぐらいです。
稼働地域
Uber
大阪府については、かなり広範囲にわたってカバーできています。私がUber を始めた頃は、地元には来ていなかったので、大阪市内まで出て行って、自転車を借りてやっていましたが、今は仕事しながら自宅待機で鳴り待ちできるので有り難いです。
DiDi
始まった頃は大阪市内でも6区ぐらいしかありませんでしたが、今は大阪市内については全域、大阪市以外の府内にもぼちぼち増えてきています。
まだまだ変わりそう…
フードデリバリー業界については、現在も次々と新規参入してくる企業が増えていて、全国展開企業だけではなく、地元だけをカバーするローカルデリバリーも見かけるようになってきました。
まだまだ進化していく市場ではあると思うので、これからも注目していきたいと思います。(^^)
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