フードデリバリーの掛け持ち稼働と言えば、王道はUber Eatsと出前館でしょうか?
実際、私の周りのドライバーは、この2つをかけ持ちしている人が多いです。
そんな中で、私はちょっと変わったかけ持ちデリバリーをやっています。
スポンサーリンクきっかけはスカウト
私はUber EatsとDiDi Food の2社で稼働していたのですが、DiDi Food の撤退後は、他の会社とかけ持ちをする事はなく、なんとなくUber Eatsだけをやっていました。
DiDi が撤退してから1ヵ月後ぐらいに、マクドナルドにピックアップに行った際、
ウチでデリバリーやってみませんか? 平日の昼間に配達できる人を探してるんです!
と、お店の人から声をかけられました。
私は、本業の合間にできる時にデリバリーをやっているので、あらかじめシフトを提出したりするのは難しく、平日の昼間に関しては本業より先に予定を空ける事はできません。
そんなわけで、さほど乗り気ではなかったのですが、声をかけてくれた店員さんがあまりにも感じが良いので無碍には断れず、
まぁ、お話ぐらいは聞かせてもらおうかな
と、店長さんと面談することになりました。
お話をしていく中で、シフトに関しては、「2週間前の提出で、週1日1時間からOK」ということで、そんなに無理はなさそうでした。
平日の昼間に関しては、あらかじめ押さえておく事はできないけれど、当日連絡をもらえれば、空いていれば出ることもできます。
どうやら断る理由はなさそうなので、成り行きで働くことになってしまいました(笑)
スポンサーリンクマクドナルドとのハイブリッド稼働の利点(Uber Eats と比較)
個人事業主として契約する他のデリバリー会社とのかけ持ち稼働と比べて、マクドナルドとのかけ持ちの有利な点は
- 時給なので収入が安定する
- 待機環境が良い
- エンプロイミール
などが挙げられます。
①時給なので収入が安定する
通常、個人事業主として契約するフードデリバリーは、ドライバーの数、天候、会社都合のインセンティブの変更等、様々な要因に翻弄されます。
例えば、「お昼のピーク時にもかかわらず、ドライバーの数が多すぎて、2時間全く鳴らなかった」という経験が私にはあります。
配達しなければ収入はゼロですから、この2時間の時給は0円、さすがに心折れました。
数字が読めない、確定数値が見込めないというのはしんどいですよね。
マクドナルドのデリバリーはアルバイト時給なので、当たり前ではありますが、拘束される時間分はしっかりいただけます。
配達のない時間はただ待機するのではなく、店内のお掃除をしたり、雑用をして過ごすことになるのですが、鳴らないスマホをじっと見つめながらボーっと過ごすより、私は体を動かす方がいいです。
時給は地域によって上下はあると思いますが、大体1000円位でしょう。
10時以降は割増時給になるので、1.25倍になります。
私のいる店舗は、デリバリーは11時で終了なので割増といっても1時間だけですが、24時間営業のロードサイド店舗なんかだと、結構いい収入になるのではないでしょうか?
※マクドナルドのHPで確認したところ、店舗によって一部受付時間が異なることはありますが、24時間営業でも、基本、デリバリーの受付時間は 7:00~23:00 となっているようです。
とはいえ、ハンバーガーを作ったりレジに立ったり、店内清掃などなど、デリバリーのみにこだわるのでなければ、24時間いつでも働くことはできます。
私はデリバリーのみの勤務ですが、他のドライバーさんでマルチプレイヤーはたくさんいて、デリバリー以外のシフトもバリバリこなしています。
日中はUber で深夜はマクドナルドでウハウハ…とか、身体壊すわ!(笑)
と、冗談はさておき、「マクドナルドでシフトにあぶれたときだけ Uber で稼働する」とか、個人の都合に合わせた調整をすれば、より安定すると思います。
聞くところによると、出前館は「社員」と称する人がいたり、時給の募集もしていたりするので、他のフードデリバリーとは少し事情が異なるのかもしれませんが、それ以外の、一般的な個人事業主として契約するフードデリバリーサービスだけのかけ持ちよりは、心も財布も安定するのは確かです。
参考までに、アルバイト収入は給与収入です。
個人事業主として契約するフードデリバリーで確定申告をする際、
- フードデリバリーのみのガチ勢は、事業所得
- 他の事業とのかけ持ちの場合は、事業所得の中の雑収入又は雑所得
- 給与所得者の副業の場合は、雑所得又は事業所得として申告
ということになると思いますが、マクドナルドのデリバリーはアルバイトなので、給与所得になります。
源泉徴収票をもらえるので、間違える事はないと思いますが、一応念のため。
②待機環境が良い
待機時間は空調の効いた店内にいるので、快適に過ごせます。
Uber は、夏の暑い時は日陰になる場所を探し、冬場は風を避けることのできる場所でビバーク(笑)
といった感じでした。
それでも夏は汗をかくし、冬は日が暮れると指先やつま先が冷たくなってくる…。
順調に配達できている時は良いのですが、こういった環境での鳴り待ちは、体力とともに気力も消耗します。
その点、待機時間に室内に居られて、やることがあるというのは、ありがたい話です(^^)
③エンプロイミール
エンプロイミールとは、平たく言えば「まかない」のようなものです。
シフトに入っている日は、マクドナルドのメニューを従業員価格で食べることができるのです。
シフトに入っている日なら、1日中何度でも利用することができます。
ダブルチーズバーガーが割引価格で食べられる!
実は、私が働くことを決めた一番の理由はコレでした(笑)
好きなのよ、ダブチ(^^ゞ
スポンサーリンク実際に稼働してみた感想
よかったこと
実際に、Uber Eats とマクドナルドの2本立て稼働をしてみて良かった点は、先に述べた3つの他に、「人間関係が良好」というのもあります。
3カ月ほど働いてみましたが、少なくとも私のいる店舗の人間関係は良好だと思います。
Uber で、地元と大阪市内のかなりの数のマクドナルドにピックアップに行きましたが、感じの悪い店員さんに遭遇した事はほとんどありません。
大阪市内には、真夏の暑い日にピックアップに行くと
暑い中ありがとうございます!
と、冷たいお茶を出してくれる店舗もあります。
これはおそらく、会社全体の風土なのかな? と思われ、どこの店舗でもそんなに差はないのではないでしょうか。
ちょっと困ったこと
私個人の場合で、人によっては事情は違うかもしれませんが、私がちょっとだけ苦労した点は、
- 配達はバイクがメイン
- 確認する書類の文字が小さい
この2点です。
①配達はバイクがメイン
私はUber Eats での配達は電動自転車ですが、マクドナルドのデリバリーはバイクを使用します。
電動自転車も一応ありますが、ほぼバイクでの配達になります。
私は原付免許を持ってはいますが、バイクに乗るのは学生時代以来で、しかも、乗ったことのない三輪バイクで、最初の1ヵ月ぐらいは、毎回ビクビクしながら配達していました(笑)
なので、バイクに乗れない人はマクドナルドでの配達は、ほぼできません (^^ゞ
逆に、普段バイクで配達をしている人は何の問題もなく、むしろアルバイト中はガソリン代が浮く(いらない)というのは、メリットとしては大きいのではないでしょうか。
②確認する書類の文字が小さい
これも、非常に個人的な事情で申し訳ないのですが、一定の年齢以上の人(老眼のある人)は、結構苦労します。
というのは、入店時のセルフチェックの書類や、配達時のレシートの文字が小っちゃくて老眼鏡は必需品なのです(^^;
マクドナルドって、やっぱり若い人の職場なんだなぁ
とつくづく思いました(笑)
スポンサーリンクスマイル0円
余談ですが、マクドナルドと言えばスマイル0円、この「スマイル」は、デリバリーでもオーダーできます(笑)
ある日、デリバリーのフードを用意してくれている人が、お届けするフードの入った紙袋に
thank you!(^^)
とボールペンで書いていました。
ドナルドのサインですか?
いや、Smileです
スマイル、オーダーできるんですね
そう(笑)
どうやら私がニッコリするわけではなさそうです(笑)
まぁ、そうじゃなくても笑ってますけどね。
マクドナルドって、なんていうか「幸せの象徴」みたいなところがあるじゃないですか。
配達に行っても、お席までハンバーガーをお持ちしても、お客様はお待ちかね+満面の笑みで受け取ってくださいます。
そんな笑顔を向けられたら、こちらも笑わないわけにはいかないんですよね(^.^)
マクドナルドのスタッフがいつも笑顔なのは、お客様から笑顔をもらっているからなんじゃないかな? と思います。
スポンサーリンクまとめ
閑話休題、話を本文に戻しましょう。
普通にアルバイトとしてもマクドナルドは良いと思いますが、Uber Eatsとの掛け持ちは相性も良くオススメです。
Uber Eats は掛け持ちを禁止していませんし、マクドナルドも副業OKです。
私は自転車に乗るのが好きなので、Uberも続けていますし、自分の勤めているお店以外のマクドナルドには、ピックアップにも行きます。
別に禁止されているわけではありませんが、変に気を使うのもアレなので、自分のアルバイト先にピックアップに行くのは一応遠慮しています(笑)
応募するには?
私はお店から声をかけられたので、店長さんとの面談のみで働くことができましたが、本来は「適性テスト」を受けたり、もう少し段階を踏まないと採用には至りません。
実際、私の友人でデリバリーではありませんが不採用になった人もいます。
ただ、私の感想ですが、デリバリーには力を入れているようで、他の職種よりは採用される確率は高いような気がしています。
実際、配達地域の地理は既に把握できているので、 Uber 他フードデリバリーのドライバーは即戦力になります。
興味のある人は、応募してみてはいかがでしょうか。
マクドナルドは直営店よりフランチャイズ店舗の方が多いので、応募経路は店舗によって若干の違いはあります。
求人情報サイトに登録されていたり、店舗に張り紙があったり、バイクのトランクに書かれていたり、いろいろありますが、自分の働きたい店舗がどういう形で求人をかけているか、確認はすぐにできると思います。
1つ注意点としては、食べ物を扱う以上、清潔感は大事です。
時々、びっくりする位ボロボロなドライバーさんを見かけることがありますが、そのままではおそらく不採用になるでしょう。
見た目の清潔感と適切な受け答えは、最低限のマナーであると心がけましょう。
(ちなみに、不採用になった私の友人は清潔でとても感じのいい人で、彼女が不採用になったのは、他の理由で条件が合わなかったためであることは、彼女の名誉のために申し添えておきます。)
以上が、3カ月ほど掛け持ちをやってみての感想でした。
※事実関係以外は、あくまで私個人の印象と感想であり、マクドナルド本体の営業方針や方向性とは無関係である事はお含みおき下さいませ(アイキャッチ画像もフリー画像サイトからダウンロードしたものです)。
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