とてもためになる動画に出会ったので、ご紹介させていただきます。
友村晋さんの「2030年未来予測チャンネル」、貴重な情報をメガネのお兄ちゃんが広島弁でとてもわかりやすく解説してくれています。
標準語の字幕も付いています(笑)
カテゴリーを「本」にしたのは、動画の中で書籍の紹介がされているものもあるのと、やはり
勉強になるなぁ!
と思ったので。
友村さんは、
2〜3年先の未来は何があるか分からない(天災や戦争など予測不能な突発的なことが起こり得る)が、10年先、20年先の未来は、過去のテクノロジーの変遷を見れば予測できる
と言います。
確かに、
伝言ダイヤル → ポケベル → ショルダーバッグみたいなでっかい携帯電話 → ガラケー → スマホ
という変遷をリアルで見てきた自分は納得がいきます。
「でっかい携帯」に関しては、持っていたのは会社の社長さんとか一部の人で、一般に普及していたとは言えないかもしれませんが…(^^;
それでも、夢物語のように思えていたテクノロジーが実際に普及していくのに
思ったより時間がかからなかったな…
という実感はあります。
これからは、そういった「進化に加速度がついていく」という事に気がついている人も、たくさんいるのではないでしょうか。
友村さんの動画には、そんな激動の時代に生き残っていくための知恵やヒントがたくさんあります。
それでは、みんなで「脳みそアップデート」(by @広島弁フューチャリスト友村晋)していきましょう!
スポンサーリンク「人生損ばっかり」にならないために
友村さんの動画で、私が1番最初に見たものは
2030年は、〇〇な人は仕事を失い、人生損ばっかり
というショッキングなタイトルのものでした。
自分がその「〇〇な人」に該当するのかどうか気になりますよね?
私は見事に引っかかりました。(笑)
この動画は「仕事を失い損ばっかり」な人にならないための4つのスキルを紹介しているのですが、実は前編後編に分かれていて、私が最初に見たものは後編で、4つのスキルの第1位「未来予測力」についての解説でした。
冒頭で書いた、携帯電話の変遷のお話も、この動画で話されていた内容です。
友村さんは、
4つのスキルのうち、3つは捨ててください
と言っています。
どういうこと?
って思いますよね ?(^^;
4つの中で、一番自分に合っていると思えるもの(とりかかりやすい、自分の仕事で応用が利きそうなものなど)からまずやっつけて、それから次に進めということで、一度に4つ全部に取り組もうとすると
必ず挫折します
ということらしいです。
ですよねー(笑)
私は、4つのスキルの第2位「1次情報収集力」から始めてみようと思います。
ちなみに、友村さんの言う4つのスキルとは、
- 課題発見力
- フルモデルチェンジ力
- 1次情報収集力
- 未来予測力
です。
詳しく知りたい人は、前編の
絶対に失業しない!? 2030年に必要な4つのビジネススキル
も併せてご覧くださいませ。(^^)
スポンサーリンク宇宙一わかりやすいDX
新時代のキーワードの1つである、DX(デジタルトランスフォーメーション)。
皆さんご存知ですか?
DXという言葉は、知っている方が大半だとは思います。
ちなみに私の認識は、恥ずかしながら、
デジタル技術を使って何かやる
程度のものでした。
そもそも、DはデジタルのDだと思いますが、
トランスフォーメーションはTとちゃうのん? 何でX?
このDXについて、友村さんはなんと動画8本を使って非常にわかりやすく、解説してくれています。
DXとは
友村さんによると、DXとは
- ITを使って、
- 楽して儲ける
- 体質を作ること
だそうです。
「楽して儲ける」なんて言うと、眉をひそめる方もいらっしゃるかもしれませんが、
要は「無駄な仕事をしない」ということです。
身近な例で言うと、「ペーパーレス」もその一環ですね。
ですが、① の「ITを使って」だけで終わっていたのではDXとは言いません。
その結果、「楽して儲ける」
ここで終わってもまだダメです。
最終的にそういう「体質を作る」
つまり、自動的に商売が回っていくような体系作りまで行って、ようやく、その会社(仕事)のDXは完成をみるわけです。
では、具体的に何をどうやっていくのか? これについては、友村さんの動画8本を見てください(笑)
本気で会社(仕事)のDXを進めたい方は必見です。
DXの X はなぜ X なのか?
先程のDXのXはなぜXなのか? についても友村さんは解説してくれています。
これは、英語圏では接頭辞の「Trans」を「X」と書く慣習があるためです。
補足すると、「Trans」には「~を横断する」という意味があり、同義語の「Cross」を略す際に使われる「X」が略称として用いられるようになりました。
デジタルトランスフォーメーションという言葉は長いため、一般的には略称のDXが普及しているというわけですね。
スポンサーリンク2050年 未来の子育て
え? 2030年の話だったのでは?
と思われるかもしれませんが、
今の子供たちが30〜40歳のいわゆる「働き盛り」になっているのが2050年代なので
という話です。
その頃になると、今の子供たちが「今現在存在しない仕事」に就いている確率が65% というデータがあるそうです。
という事は、
今存在しない仕事に就く前提で教育しなければならない、ということです
要するに、今の職業を得るために親世代が受けてきた教育は、次世代に通用する可能性は低く、現在の子育てが通用するわけもないということになります。
それなのに、今、子供たちが学校で受けている教育は、昭和の時代からあまり変わっていないように思えます。
どう教育するのかは、親世代ももっと勉強しなくてはいけません。
今の大人の一日の平均勉強時間は、なんと、たったの6分だそうです。
友村さんは、4つのスキル(後編)の動画でもそのことに触れています。
昭和世代から続いている教育の基本となっている考え方は、「良い学校に進学すれば、いい会社に就職できて、幸せな生涯を送ることができる」というものでした。
「今はそんな時代ではない」と大半の方は気づいているはずですが、その一方で「わが国の教育は未だに、その枠を出ていない」ということを意識している方は、どれだけいるでしょうか?
社会に出れば、勉強ができることよりも、仕事ができることの方が評価される、それが現実ですが、未だに「お受験」のために全力疾走する親御さん、お子さん方がたくさんいるのもまた現実です。
子供たちが大人になって「いざ就職!」となり、苦労することになった時
「ごめんなー、父ちゃんも母ちゃんも知らんかったんよー」となっては、手遅れもいいところです。
友村さんの動画では、「手遅れ」にならないために、家庭でできる教育の8つのスキルについても、現在進行形でアップされてきています。
レジリエンス
8つのスキルの1つ目は「レジリエンス」です。
「レジリエンス」とは、簡単に言うと「適応能力」ということです。
もう少し詳しく説明すると、「レジリエンス」は物理学の世界で生まれた言葉で、外的圧力を撥ね返す復活力や環境適応力を意味しています。
心理学的に言うと、ストレスなどの外的圧力に直面した際、それらを跳ね返し「うまく適応する」能力ということです。
おとなしい若者たち
現代は「草食系男子」という言葉があるように、ガッツが無い人が多いように思います。
何事にも、あきらめが良すぎます。
今の若者は根性がない
とぼやきながら、
自分も歳をとったのかなぁ…
と感じる今日この頃ですが、どうやらそこで終わっていてはいけないようです。
友村さんは
デジタル世代は、レジリエンスが低い
と言います。
それは何故か? 友村さんによると、今の世の中は何でも検索できて「失敗しにくい世の中」だからだそうです。
初めてキャンプに行きました。「どうやって火を起こすんだろう?」Googleで検索します、はい、失敗しません。
初めてシフォンケーキを作ります。クックパッドで検索します、はい、失敗しません。
こんな感じで、失敗の経験値が異様に低いのが現代の若者なのです。
レジリエンスの育て方
では、どうやったらレジリエンスは高くなるのでしょうか?
レジリエンスを育てる方法は、
トライ&エラーで、自分で最適解を見つけ出すしかない
と、友村さんは語っています。
具体的には、その子の興味のあることで、
- 苦労させる
- 失敗させる
- 恥をかかせる
この3つを何度も体験させるのです。
1つ注意する事は「興味のあることで」というところです。
好きなことならトライ&エラーを繰り返すこともできますが、何の興味もないことだと嫌になるだけですから(笑)
苦労をしておけば、レジリエンス高くいられます。
例として、こんなお話をされていました。
友村さんは現在広島県在住ですが、東京にいたこともあり、山手線のラッシュアワーも経験しています。
ある日友村さんが花火大会に出かけた際、普段はそんなに混まない電車が、その日は満員でした。
ただ、満員といっても、山手線の7割位の乗車率だったので、友村さんはそれほど苦痛ではなかったそうです。
しかし、その時電車に乗っていた人々は、奥へ詰めればまだ乗れるのに、新たに乗ってこようとする人に
もう乗れないから次にしてくれ!
と、誰も動こうとしなかったそうです。
皆ストレスを感じていたんですね。
ところが、友村さんは山手線のラッシュを経験していたので、大したストレスは感じていませんでした。
ラッシュに対する耐性は、周りの人たちより高くなっていたというわけです。
「可愛い子には旅をさせろ」ということですね。
レジリエンスに関する友村さんの動画はこちら
この動画に出てくる「イチロー選手の言葉」も印象的でした。
人は僕を天才と言うけど、努力をせずに結果を出す人を天才と言うなら僕は違う。
努力して失敗して、それを続けて成功する人を天才と言うなら、僕はそうかもしれない。
イチロー選手の言葉
その他のスキル
- 課題発見力
- 自己主張する力
- 自己責任力
- コンフォートゾーン脱出力
- 論理的思考力
- お金の使い方
以上が、2番目から7番目までのスキルです。
「課題発見力」「自己主張する力」「自己責任力」の3つは「2050年 未来の子育てシリーズ」の動画の2本目、「コンフォートゾーン脱出力」「論理的思考力」の2つは3本目、「お金の使い方」は4本目で、それぞれ語られています。
「教育の8つのスキル」なので、1つ足りませんが、8つ目のスキルに関してはまだ未発表で、おそらく次の動画でアップされると思います。
何が出るかはお楽しみ (笑)
8つ目のスキル出ましたー!「嫌われる勇気」でした(アドラー?)。2023年2月更新
まとめ
タイトルに【脱 情弱!】なんて書きましたが、「情弱(情報弱者)」という言葉は、私はあまり好きではありません(友村さんもそう言っています)。
なんだか上から目線のような気がする言葉なので。
とはいうものの、かく言う私も「知っているつもりでも、実はまだ何も知らない」情報弱者の1人である可能性は大いにあります。
友村さんの言うところの
「無知の知」ならぬ「無知の無知」
として取り残されないためにも、日々「脳みそアップデート」していきましょう!
※2023年9月更新
何と! 友村さんの本が出版されました! ブックレビュー書かなきゃ(笑)
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