LEONという「イケオジ」のための雑誌がありました。
いや、今も現役でありますが…。(^^ゞ
そのLEONが創刊してしばらくした頃、「ハゲでもデブでもモテるオヤジ」の特集を組んでいたのを目にして書いた記事のリライトです。
スポンサーリンク スポンサーリンク日本の価値観
ラテン系の『ハゲ・デブオヤジ』のモテ男というのはちょこちょこいそうですが、日本の中高年男性で、同様の『ハゲ・デブ』でモテ男というのは、どうも無理があるみたいですね。
実際、LEONのモデルもほぼ海外の方だったような…。
何故か?
おそらく日本がそういう国だからなんだと思います。
何だかんだ言っても、均一化された価値観のせいでしょう。
「細くないとダメ」「若くないとダメ」「男(女)はこうあるべき」…、まだまだ他にもあると思いますが、皆がだいたい同じ方向を向いているんですよね。
かつて私がオーストラリアでホームステイをさせてもらった家の女性は、30代半ばで、独身で、仕事もバリバリこなしていて、でもちゃんと彼氏はいて、週末は2人で過ごしていました。
子供は自分で産んだ子供ではなく、孤児院から引き取ってきた子供なのですが、素直な良い子です。
いい感じの親子関係が築けていて、その子は、彼女の彼氏とも仲良しです。
彼女は敬虔なクリスチャンで、とても優しい人でした。
結婚しないのは、何か事情があるのかどうかはわかりませんが、卑屈なところなど微塵もなく、とてもステキな人でした。
でも、日本で同じような生活をすると、おそらく”ちょっと変わった人”ってことになるのだと思います。
多民族国家の方が、いろんな環境に対して寛大で、様々な価値観を認めあえるのでしょうか。
画一的な価値観に縛られていると、どうしても自分で自分に「いわれの無い×」をつけてしまいがちになります。
自分も日本人なので、そういう所は当然あります。
勿論、物事は悪い面ばかりではなく良い面もあるので、そういう国民性の是非を問うつもりはありませんが、あと2年位して、日本が自分にとって居心地が悪くなってきたら、再び国外逃亡も良いかも? なんて考える今日この頃です。f^-^;
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あれから、残念ながら(?)国外逃亡はしていません。
海外といえば、会社を辞めた後、2週間ハワイに行ったぐらいでしょうか? 環境適応しながら無事に日本人やってます(笑)
ところでこの記事、自分で言うのも何ですが、改めて妙に納得してしまいました。
頂いたコメントも、納得の素晴らしいものばかりでした。(^^)
海外行くと、やっぱり視野が広くなりますよ。
大した海外経験はないくせにそれでもね。
日本での自分て、肩肘張ってたんやなあと思わせる。
言葉が通じて共通の土台があるのは強みで、日本に帰ってくるとホッとするのも事実だけど。
多様な考え方や生活、もっと増えたらなあ。
多様な考え方や生活、もっと増えたらなあ。
そうですよね。
現状、自分で「モテない」と感じている人がモテ男になるには、本人よりもまわりの価値観が変わって、なおかつその事によって自分に自信が持てるようにならなきゃいけない。
なかなか長い道のりだぞ…。(笑)
全てですよね。
まあ、LEONはそれなりに頑張ってるとは思いますよ。
あれでハゲデブでもOKとまず自信もってくれて。そこから改造していけばいいやん。
見本はいるし、最初は模倣だよねと妙に今日はオレ優しいな。あはは。
で多様な価値観。
なかなか難しいけど、やっぱり世間を広く見るって大事ですよね。
海外体験はそういう意味で一番手っ取り早くかつズバっとくるんかな。
22歳のとき、ロンドンで、たった10日ほどですが、「住む」と見えるものはありましたね。私も。
LEONはそれなりに頑張ってるとは思いますよ。
あれでハゲデブでもOKとまず自信もってくれて。
そこから改造していけばいいやん。
私もそう思います。
大きな雑誌がああいう記事を書いてくれると、価値観の壁に少し風穴が空くし、何よりオッちゃん達が元気になれるのは良いことです。
お2人のコメントを読んでいて、改めて考えさせられたのですが、私が自分で「ダメだ、ダメだ」と×をつけていたことって、半分位は日本を出れば×でも何でもないことだったりするんですよ。
時々アタマの風通しを良くしてやらないと、本当にダメになってしまいます。
気をつけないといけませんね。
画一化された価値観ってまかり通っておりますよね。
”大江健三郎”氏がおっしゃられていたことなんですが、日本はこのような思想の下でライトなファシズムに浸されている、らしいです、ワタシもそう思うのですけれども。
これがアホな娯楽止まりでいてほしいと切に願っております
ライトなファシズム
うまい表現ですね。
本当にそう思います。
このブログ記事を読んでいて、思い出したのですが、ある分別ある人に昔、
「いい年になったら、みんながやっているようにやらなくちゃダメだよー」
と言われたことがあります。
そういやぁ、大人じゃないとは、よその多くの他人さまと同じようにしないことを言うよなぁ、と思い、自分で考えて自分で納得して生きていったら、ますます自分はこれからえらいことになりそうやぞ、とびびって小さくなっております。
権威ある人ですらたいてい、類をみないものを異常とし、少数派を特殊として、多数派たる正常とは、別のものとして見ますし、ね・・・。
いい年になったら、みんながやっているようにやらなくちゃダメだよー
まさに、日本人社会を象徴している言葉ですね。
スポンサーリンク女将のひとりごと
私も若い頃は
何がアカンねん! 自分で冒険でけへんヤツの遠吠えやん!
と鼻息荒く、はみだしっ子をやっていましたが、年齢を重ねると共に、小さい声で
違う…
と、つぶやくだけになり、大人になるっていうのは、実につまらん事だと思っていましたっけ…。
今は、まずとりあえず受け容れる、その後どうするかよく考える、そこで違うと思ったら、自分の思うところを相手が理解しやすいように話す努力をする…、そういう方法で、何とか自分をねじ曲げない工夫をしています。
自分の意見と違うからといって、多数派を否定するのもこれまた違いますしね。
たぶん、それで良いのだ。(^-^)
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