【『お金の大学』で学ぶ!リベ大学長 両さんが語る、お金に困らないための5つの力】お金の大学 両@リベ大学長著

言わずと知れた「リベ大学長 両さん」の本です。

私はリベ大生ではありませんが、両さんの動画は、お金について楽しくわかりやすく解説されているので、楽しく拝見(聴?)させていただいています。

新NISAがスタートして、投資を始める人も増えました。

お金のこともっとちゃんと知りたい! マネーリテラシーを向上させたい!

と考える方も多いかと思います。

この本は、お金の扱い方についての基礎から応用まで、いろんな角度から、とてもわかりやすく解説されています。
本を読むのが苦手な方も、webページみたいで読みやすく、漫画か絵本のような感覚で読めるのでオススメです (^^)b

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5つの力

両学長は、お金に困らない方法として、

  1. 貯める
  2. 稼ぐ
  3. 増やす
  4. 守る
  5. 使う

この5つの力を身に付けることを提唱ていしょうしています。
それぞれの力について、私が気になったところをいくつかピックアップして紹介していきたいと思います。

お金を≪貯める≫ - 支出を減らして貯蓄を増やそう –

貯める力とは「生活の満足度を下げずに、支出を減らす力」で、両学長は、まずは固定費を見直すことからすすめています。

「貯める」が最優先な理由としては、自分のやる気だけで今すぐ成果が出せるから。

確かに、固定費の削減さくげんはやろうと思えばすぐにできるし、成果もすぐに現れます。
稼いだり増やしたりは、結果が出るまでに時間がかかることを考えれば、目に見える成果がすぐに出るというのは、モチベーションが上がりますよね。

お掃除と一緒です。(笑)

「人生の6大固定費」としてげられている、

  • 通信費
  • 光熱費
  • 保険
  • 税金

この中から、私の仕事とも関係のある「保険」と私自身が

へー、そうなんや!

と、驚いた「家」について触れてみたいと思います。

必要な民間保険は3つだけ

保険で備えるべきは、低確率・大損失の事態だけ。

  • 生命保険(掛け捨て)
  • 火災保険
  • 自動車保険

3つとも保険料の安い掛け捨てのものが推奨すいしょうされています。
この点は、私も賛成です。

貯蓄性をうたったものもありますが、「貯蓄」という観点で見るならば、普通に貯金しておいた方が、経済状況が変わった時に資金が拘束こうそくされることもなく融通ゆうづうき、「損切り」を余儀よぎなくされることもないでしょう。

節税メリットもある企業の退職金準備を兼ねた「事業保険」や、相続対策のための「終身保険」など、貯蓄性のある生命保険は、通常一般の個人には必要のないものと思われます。

ただ、多くの場合において、「掛け捨て」は嫌われる傾向にあり、

ちょっとでも貯まった方がいいから…

と、考えてしまう人がたくさんいるんですよね。

「掛け捨て」という言葉は、イメージは悪いですが、実は「高額の保障を割安な保険料で買っているのだ」と言う意識を持って欲しいですね。

ちなみに、私自身は19歳の時に「低確率・大損失」な事態に遭遇そうぐうしました。
自宅が火事で全焼したのです。

母が

保険だけはしっかりかける!

というタイプの人だったので、火災保険でかなり助かりました。

保険が無かったら夜逃げ確定だったかと思うとぞっとしますね。

賃貸の退去費用を適正金額まで下げよう

続いて、私が「へー」と驚いた「家」の項目について。

家賃を下げることについては、以前に記事をあげた通り、私も実践済みなのですが、退去費用を不当請求されるケースが多い事は驚きでした。

考えてみれば、以前の私の引っ越しは、「同じ集合住宅内で、隣の部屋に引っ越す」というもので、8年も住んでいて、しかも管理会社からの申し出ということもあり、退去費用は発生しませんでした。

ですが、退去の際の「原状回復」とはどんなものか正しく理解していないと、不当に上乗せされることが多いそうです。

「原状回復」とは、借りた当時の状態に戻すことではありません。
経年劣化けいねんれっかを考慮に入れなければならず、壁紙の日焼けや、日常生活による損耗そんもうなどは負担しなくても良い場合があります。

また、自身の過失で傷つけたものであったとしても、火災保険から填補てんぽされる場合もあります。

やはり私的には「火災保険はマスト」です(笑)

お金を≪稼ぐ≫ - 稼ぎを増やして蓄財ペースを上げよう –

「貯める力」の次は「稼ぐ力」
「増やす力」の元となる種銭たねせんを稼ごう! というお話です。

収入には代表的なものとして「給与所得」「事業所得」の2種類があります。

他にも「不動産所得」や「配当所得」「利子所得」「山林所得」などいろいろありますが、一般人に関係があるのは、「給与所得」と「事業所得」の2つでしょう。

「給与所得」とは、いわゆるお給料。
安定と確実性がウリです(笑)

短所としては、税金や社会保険料を自分でコントロールしづらいということと、働く時間や場所、人的環境なども、自分の自由にはなりづらいということが挙げられます。

自分の事業から生じる所得が「事業所得」
成長性がウリで、比較的、税金もコントロールしやすいという利点もあります。

ただ、成長性はありますが、それは当たればの話。
当然失敗もあるので、自分のリスク許容度をしっかり把握はあくした上で取り組むのが良いでしょう。

両さんは、給与所得で生活基盤を固めた上で、事業所得を育てていくことを推奨しています。
最初は、サラリーマンをやりながら、副業などの小さなビジネスを始めてみるということですね。

実は私は逆で、事業所得者ではありますがまだまだ未熟者で、良い時と悪い時の差が大きく、足りない時に備えて、趣味と実益を兼ねたアルバイトもやっています (^^ゞ

+ 副業(と言えるかどうかはまだ微妙ですが)のblogや自著の出版(kindleです)などで結構忙しい… (笑)

両さんの言うところの経済的自由からは、まだまだ遠いのかもしれませんが、まぁまぁ楽しく自由に暮らしています(^-^)

「転職力」は必須の時代

「給与所得」を増やす手段として、両さんは「残業」ではなく「転職」を薦めています。
転職者数は年々増加しており、その結果、多くの人が年収や賃金がアップしています。

両さんがよく動画で言っていますが「転職活動にリスクはありません」、条件が合わなければ転職しなければいいだけです。
自分を高く買ってくれる職場を見つけたら、そこから今度は「副業」で種銭を増やしていきましょう!

まずは小さな副業から

趣味を副業にしてみるのもアリです。

ハンドメイド通販サイトで作品を販売してみたり、スキル販売サイトで仕事を受注してみるなど、まずはやってみることが大事。
思うようにいかなかったとしても、経験値がまり次に生かせる! というのが両さん流。

お勧め副業の例として

  • せどり
  • プログラミング
  • ウェブデザイン
  • 動画編集
  • ハンドメイド
  • アフィリエイトブログ
  • YouTube
  • デジタルコンテンツ販売

が紹介されていました。

かく言う私も、かつてフリーのサイトでblogを運営していた経験はあるものの、WordPressでアフリエイトブログを始めたのは、両さんの動画の影響が大きかったと思います。

毎日更新は無理だし、まだまだ「稼ぐ」というレベルではありませんが、SEOの事とか日々勉強しながら、楽しく書くことができています。

経験上、記事数が増えればアクセスが増えていく事はわかっているので、

年金がもらえる頃には、生活費の足しぐらいにはなるんじゃないかな?

なんて、目論もくろんでいます(笑)

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お金を≪増やす≫ - 貯蓄を投資に回して資産運用しよう –

さて、いよいよ「増やす力」です。
「お金のなる木」を買って、あこがれの不労所得をGETです(笑)

って、まあ一朝一夕いっちょういっせきにいくものではありませんけどね (^^ゞ

働かなくなる日(リタイア後)に備えて、コツコツ蓄財ちくざいしていきましょうということです。
「ローマは1日にしてならず」ですね (^^)

ここでは初心者にオススメの投資方法が紹介されています。

投資を始める前の準備

「貯める力」と「稼ぐ力」を育てたぞ! さぁ投資だー!

といきたいところですが、その前に必要な「心の準備」と「お金の準備」について、押さえるべきポイントを両さんが教えてくれています。

  • 生活防衛資金を確保しよう
  • 騙されないために相場を知ろう
  • 投資商品の種類と特徴を知ろう
  • 複利の力を知ろう

です。

生活するためのお金と投資用のお金は分けておかなくてはいけません。

実は私、

投資をしたいなぁ…

と思ってから、実際にインデックスファンドを買うまでに、2年位かかりました。

生活費を稼ぐのに精一杯せいいっぱいで、投資に回すお金が無かったのです。

サラリーマンのように、毎月定額のお給料が入ってくるわけではないので、一定額を積み立てる、みたいなことはできなくて、ある時から、金額の大小にかかわらず、「入ってきたお金の1割を取り分ける」ということを始めました。

それで、大口契約が入って、アルバイトしながらなら、1年は生活できる目処めどが立った時、今まで取り分けていたお金で、1年半ぐらいは積み立てを続けることが可能になっていたので、ようやく積み立てNISAを始めることができました。(^^)v

年齢的に、あまり時間を味方につけることができないので、若い人ほど享受きょうじゅできるメリットは少ないのかもしれませんが、何事も勉強です。

全世界株式と債券多めのパッケージファンドに毎月10,000円ずつの投資を始めました。

とりあえず1年半は積み立て続けることができるので、それ以降は収入の増減に合わせて積み立て額を増やしたり減らしたりしながら続けていこうと思います。

何に投資すればいいの?

それについては、様々な投資商品や不動産投資について、両さんがわかりやすく解説してくれています。

「学長おすすめのインデックスファンド」も紹介されていて、出口戦略(取り崩し方法)についても解説されています(^^)

しっかり準備して、ガッチリ貯めていきましょう! (笑)

お金を≪守る≫ - 形成した資産を守ろう –

「守る力」、大事な資産を減らさないために、防御力を高めよう! というお話です。
ここでは、せっかく貯めた資産を失わないために、様々なリスクについて解説されています。

  • 詐欺・ぼったくりで資産を失う
  • 浪費で資産を失う
  • 被災・盗難等で資産を失う
  • インフレで資産を失う

などです。

私があまり時間を味方につけられないにもかかわらず、インデックス投資を始めたのは、勉強のためというのもありますが、

インフレリスクを考慮しないとね

というのも理由の1つです。

日本で近々きんきんにハイパーインフレが起きるとは考えにくいので「日本円が紙切れになる」ということは、とりあえずは無いと思いますが、徐々に物の値段は上がってきています。

このままインフレ傾向が進むと、今現在

老後資金は充分にある!

と思われている金額では、実際に老後を迎えた時に足りなくなるという事態は充分考えられます。

「金融資産は日本円のみ」というのはリスクだと思ったので、

日本円をそれ以外の資産に少しずつシフトしよう

と、考えたわけです。

小額ずつでも非課税で積み立てることができるNISAはうってつけってわけですね(^^)

お金を≪使う≫ - 人生を豊かにすることに使おう –

最後は「使う力」
生活費<資産所得の状態になれば「自由な生活」が手に入ります。

ですが、両学長いわく「自由=幸せとは限らない」そうです。

ここで大切なのが「使う力」。
お金はツールにしか過ぎません。
これをいかに上手に使えるかが、幸せに生きられるかどうかを決める1つの大事な要素になるとのこと。

良いお金の使い方

良いお金の使い方として、両さんは以下の4つを挙げています。

  • 寄付・プレゼントにお金を使う
  • 豊かな浪費にお金を使う
  • 自己投資にお金を使う
  • お金で時間を買う

心が喜ぶことに、お金を使おう!

ってことかな?

豊かな浪費

私は今年還暦かんれき(60歳)を迎えます。

それを記念して…、というわけではありませんが、なんだか人生一周した感があるので、これからの人生は、今まで「いつかやろうと思いながら、まだやっていないこと」を、手近で実現可能なものから片っ端からやっていこうと考えています。

ついこの間は、お寺の節分の豆まきで、何十年もそでを通していなかった和服を着ました。

亡き母が大学の卒業式に作ってくれた着物と、祖母の着物で仕立て直した帯を締め、美容院や着付け代など、色々とお金はかかりましたが、きっと2人とも喜んでくれていると思います。

ついでに遺影いえいも撮りました(笑)

恥づかしながら…(^^ゞ

あとは、年賀状のやりとりだけしていて、長い間会っていない友人に会いに行きます!

1人目は、シドニー(オーストラリア)で暮らしていた頃の福岡在住の友人、次は、かつて運営していたblogサイトでの友人かな?
みんな会ってくれるといいな♪

それと

「バリの大富豪アニキ」に会いに行ってみようかな…

なんて考えています。

学長曰く「お金はツール! 上手に使ってナンボ!」です (^^)

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借金の話

この本は「るをはかりてづるを制し、コツコツと経済的自由を目指す」というのが主旨です。

そこからは少しズレるのかもしれませんが、

マネーリテラシーを向上させたい!

と思う人の中には、0ではなく− (マイナス)からスタートしなければならない人も多く存在すると思います。

複利の力は恐ろしい

私は、事業における借り入れは否定しません。
むしろ、無借金経営はある意味リスクだとすら考えています。

ですが、個人の借金に関しては、可能な限り早く返して、0からのスタートラインに立ってほしいと思います。

お金を≪貯める≫のコラムに、貧乏ルートまっしぐら!「金利」を敵に回すな! に書いてある通り、金利は

味方にすると、これほど頼もしいヤツはいない。
敵にすると、これほど恐ろしいヤツはいない。

そう、それが金利。

お金の大学/両@リベ大学長著 朝日新聞出版より

と述べられています。

それほどまでに、複利の力は恐ろしいものでもあるのです。

安易な借り入れは、思考停止を招く

もう一つ、借り入れについて私が注意してほしいと思う事は、やむを得ず借りることになったとしても、その瞬間から「必死で返す算段を考えるべき」ということです。

多くの人は、お金を借りることができた時点で安心してしまい、それ以上何も考えなくなってしまいます。

これは非常に危険です。
現実は、

苦しみを先送りにして、さらに複利で大きくしてしまっただけなのだ…

ということを、きもめいじておきましょう。

そこから脱出するために、この本を読んで「入るを量りて出づるを制し、コツコツと経済的自由を目指す」真の努力をスタートさせてほしいと思います。

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まとめ

最後に少しおどかしてしまいましたが、この本に書いてあるように

  • お金は調べて努力して≪貯める≫
  • お金は努力して工夫して≪稼ぐ≫
  • お金は工夫して学んで≪増やす≫
  • お金は学んで知恵のまなこを開いて≪守る≫
  • お金は知恵の眼を開いて、豊かな心で≪使う≫

こういったことを一つ一つ実践していけば、少しずつでも必ず良くなっていきます。

両学長がよく言うように「今日が一番若い日!」です。
「学び」に遅すぎるということはありません。

ピンチはチャンス! そのピンチがあったればこそ、「学び」というチャンスに恵まれるということもあるのです。

あせらず、くさらず、「千里の道も一歩から」ですね。(^-^)

朝日新聞出版
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