【高校生活】自主と自立で自由な日々

女将のひとりごと

今日は、私の高校時代のお話をしたいと思います。

府立高校で、一応進学校の位置づけではありましたが、かなり自由度の高い面白い学校でした。

のんびりした校風で、制服も一応ありますが私服通学でもOK、私はたいていジーンズで通学していました。

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おおらかな先生方

3年生の時、朝はちゃんと起きていたのですが、私は毎日遅刻していました。

何をやっていたのか? というと、実はNHKの朝ドラにはまってしまっていたんですね。

それを最後まで見ていると、どうしても10分ほど遅刻しちゃうんですよ。(^^ゞ

ある日、いつものように10分遅れで登校した私は、授業の邪魔にならないように、静かに後ろの方から教室に入り、黙って席につくと教科書を机の上に出しました。

まわりが静かなので顔を上げると、先生がじーっとこちらを見ています。

私

あ…、おはようございます

先生
先生

おはよう

私

あのー、何か?

先生
先生

いや、あまりにも事もなげに堂々と入ってくるから…。

私

授業のお邪魔しちゃ悪いなー、と思ったので、できるだけ静かに入ってきたんですが…。

先生
先生

あ、そう。

そのまま、授業続行。

その後私についたアダ名は、『社長』(社長出勤だから)でした。

普通「重役出勤」程度から始まると思うんですが、何故かすっとばして、社長です。

以来しばらく、私への男子からの挨拶は、

よっ、社長!

でした。

年頃のムスメとしては、あまり喜ばしくない事態です。(^^;

こんなこともありました。

やはり3年生の時ですが、日中に原付の免許を取りに行ったので授業には出られなかったのですが、部活のために放課後登校した私は、廊下で担任の先生にバッタリ出くわしました。

私

あ、こんにちは~。

担任の先生
担任の先生

アレ? 来てました?

私

すみません、免許取りに行ってたんで、授業は出られませんでした。今から部活です。

担任の先生
担任の先生

あ、そうですか~。

この学校は、高校としては珍しい単位制で、単位を落とすと卒業できません。

すべて自己責任で、授業をサボっても、やりすぎると本人が困るだけなので、あまりうるさく言われることはなかったのです。

そんな感じなので、学年末になると、マジックナンバーのつく生徒も出てきます。

うわー、俺マジック3やぁ~

 

なんて会話が普通にされてたりして…、それも当のマジック3のご本人は、結構楽しんでいたみたいですが…。

ある程度までは、生徒の自主判断に任せてくれるので、進学校なのに、おおらかな先生達で助かりました (^^ゞ

ちなみに、私はちゃんと普通に卒業できましたよ。(笑)

「自主と自立」を謳っているだけあって、生徒の自主性を重んじてくれる良い校風でしたが、自己管理は求められるのです。(^^)

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楽しい仲間たち

生徒たちも素朴な良い子が多かったと思います。

体育祭でのお話。

競技中に、フィールドにコンタクトレンズを落とした人がいました。

誰かが

落としたーっ!

と叫んだ瞬間、全ての競技がストップ。

その後、全校生徒がズラ~っと一列に並んで、絨毯爆撃のようなコンタクト探しが展開されました。

一人が

あったー!

と叫ぶと、全員が拍手喝采…。

いやぁ、あの連帯感は忘れられません。(^-^)

女将のひとりごと

今では考えられないことですが、田舎の学校で学食が小さかったため外食も可で、常に校門は開いていました。

「お昼休みに河原でお弁当を食べても良い」 と生徒手帳に書いてあるような、のどかな校風だったので、荒みようがなかったといえば、なかったかもしれませんね。

誰もがお勉強だけではなく、生徒個人の人格もちゃんと見て接してくれる良い学校でした。

私がこの府立高校を志望したのは、「私服OKだから」と大した理由ではなかったのですが、今でも、この高校にしてよかったと思っています。(^^)

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