保険会社の懸賞で、クラフトビールの「はじめてセット」が当たりました。
私自身は応募したことをすっかり忘れていて、クロネコヤマトから配達の「お知らせメール」を受け取った時、
何? 勝手に届くヤバい荷物ちゃうん!
とザワついたのですが、
でも、ビールかぁ…
と、ちょっと心がグラつきました (^^ゞ
いやまぁ、結局私がボケていただけで何の問題もないので、美味しくいただきましたが。(笑)
日本人は150分の1のビールしか知らない
のだそうです。
ビールは「エール」と「ラガー」の2種類に大きく分けられ、日本で流通しているほとんどのビールは、ラガーの中の1種種だそうです。
2つの違いは発酵の種類で、
「ラガー」はスッキリ、ゴクゴクのどごしを楽しむビールで、ラガー酵母で発酵。
「エール」は色や香り、味わいを、ゆったりと楽しみながら飲むビールで、エール酵母で発酵。
クラフトビールとは、小規模な醸造所が作る、バラエティー豊かで個性的なビールを指します。
今回いただいたビールセットを作っている「よなよなの里 エールビール醸造所」さんは、
ラガーしかなかった日本のビール市場にバラエティーを提供することで、ビールファンにささやかな幸せをお届けするべく、香りと味わいの個性的なエールビールを専門に作っています。
クラフトビールのすゝめ / よなよなの里 エールビール醸造所 より
ということでした。
それでは、
飲み比べレビュー、いってみよっ!
利きビール
私は、ビールはいつもタンブラーで飲んでいるのですが、今回は「色や香り、味わいをゆったりと楽しみながら」ということなので、色の見えるグラスを用意しました。
とは言うものの、ビアグラスは持っていないので、大きめのワイングラスでご勘弁を (^^ゞ
よなよなエールと豚ニラ
まずは「よなよなエール」から。
これ一番メジャーなんじゃないかな? 割とよく見かけますよね。
つややかな琥珀色、ホップが織り成す柑橘類を思わせる華やかで鮮やかな香り。ほんのり甘さを感じさせるコクと柔らかな苦みもあいまって、クラフトビールの王道とも言える味わいを楽しめます。クラフトビールをこれから楽しみたいという方には、よなよなエールがおすすめ。
クラフトビールのすゝめ / よなよなの里 エールビール醸造所 より
ビアスタイル:アメリカンペールエール
アルコール: 5.5%
飲み頃温度: 13℃
ローストまたはグリルした肉の香ばしさや、甘じょっぱい味付けの料理と合います。
ということなので、「豚ニラ」と合わせてみました。
本当はレバニラにしたかったのですが、レバーが無かったのでこれもご勘弁を(笑)
パンフレットでは、「照り焼きチキン」「チェダーチーズ」「酢豚」がオススメに上がっています (^^)
「豚ニラ」はレシピ通りに作ったのですが、ちょっと辛くなってしまいました。
肝心のビールはというと、琥珀色がキレイ、ほんのり甘くスモーキーな香りで、「ちょっと辛めの豚ニラ」に何とベストマッチング! なんか結果オーライです。(笑)
ペールエールって、そもそも食事に合うのよねー
昔、Cigar Barで初めて飲んだペールエール、イギリスの「Bass Pale Ale」の衝撃を思い出しました。
じゃがいもにパセリのようにバジルを振りかけた「塩辛いジャーマンポテト」にすごくよく合っていて、しばらく通った覚えがあります。
残念ながら、Bass は昔は成城石井でも売っていたのですが、アサヒビールが取り扱いを止めてしまったので、今はもう手軽には買えなくなってしまいました。
その点「よなよなエール」は近所のスーパーでも売っているので、これはリピ決定ですね (^-^)
水曜日のネコとエテカレイの一夜干し&かす汁
次は「水曜日のネコ」
あまりビールっぽくないネーミングですが、女子ウケを狙ったんでしょうね(笑)
グラスに注げば立ち上る、青リンゴを思わせる香りとオレンジの皮の爽やかな香り。ほのかなハーブ感がフルーティーさを引き立て、すっきりした飲み口がやさしく喉を潤してくれます。他のビールと比べ苦味が少ないので、普段ビールを飲まない方にもおすすめ。
クラフトビールのすゝめ / よなよなの里 エールビール醸造所 より
ビアスタイル:ベルジャン・ホワイトエール
アルコール: 5.0%
飲み頃温度: 10℃
さっぱりとした味付けのシーフードや野菜の料理と合います。
ということで、「エテテカレイの一夜干しとかす汁」と合わせてみました。
「さっぱりとした味付け」というか、一夜干しは焼いただけですが…。
そして、かす汁は寒かったので(^^ゞ
パンフレットでは、「生春巻き」「スモークサーモン」「パンナコッタオレンジソースがけ」がオススメに上がっています (^^)
だいぶ趣が違うにゃ(笑)
フルーティーで、クラフトビールによくある少し薬っぽい感じがするのは、ハーブかな? と思ったら、原材料にコリアンダーシードとありました。
酸味がまあまあ強めなので、飲みやすくはありますね。
実は私「水曜日のネコ」は初めてではありません。
アニメ「たくのみ」を観て、近所のスーパーで売っていたので、飲んでみたことがあるんです。
「たくのみ」は、共同生活している女子4人がわちゃわちゃと文字通り「宅飲み」するアニメです(笑)
「水曜日のネコ」は、アニメではビールの登竜門として紹介されています。
確かに飲みやすいですからね (^.^)
他に「たくのみ」に影響を受けて、飲んでみたものは男梅サワーです。
ちなみにコレ(男梅サワー)も気に入ったので時々飲んでます (^^ゞ
正気のサタンとアヒージョ
続いては、「正気のサタン」
プルタブを開けるとクラフトビールならではのシトラス、トロピカルフルーツを思わせるフレッシュな香りが広がり、口に含むとIPAらしい飲みごたえとフレーバーをしっかり感じることができます。アルコール度数1%未満の酔わずに心を満たす醸造系クラフトドリンクです。
クラフトビールのすゝめ / よなよなの里 エールビール醸造所 より
ビアスタイル:クラフトビールの製法はそのままにアルコール度数1%未満を目指した。醸造系クラフトドリンク。IPAらしいジューシーな味わいと飲みごたえを実現しました。
アルコール: 0.7%
飲み頃温度: 5℃
パンフレットでのオススメは、「セビーチェ」「白身魚の香草焼き」
魚介が合うみたいなので、このたびは「アヒージョ」と一緒に。
アヒージョの塩辛さと、のどごしの良さは相性○です (^^)
クラフトビールにしてはクセが無い、
「サタン」という恐ろし気な名前にしては、愛い奴よのう…(笑)
という印象です。
最近はアルコール度数低めのものが流行っていますが、普段5〜6%のビールを飲んでいる私にとっては、0.7%はやはりちょっと物足りない感じがします (^^ゞ
キンキンに冷やして、のどごしを楽しむ感じで飲むのがいいかな (^-^)
インドの青鬼とバーベキューチキン、そしてダブルチーズバーガー(笑)
さて、「インドの青鬼」
「インディア・ペールエール」でインド、ホップの青々しい香りと強烈な苦味で青鬼、だそうです。
これまでで、一番理屈の通ったネーミングかも(笑)
強烈な苦味を持つ個性派ビール。「ニガッッ!」と思わず声に出てしまうほどの強烈な苦味の中に、グレープフルーツのようなフレッシュなホップの香りをしっかり感じることができます。一度ハマるとクセになってしまう味わいで、刺激を求める熱狂的ビールファンにおすすめ。
クラフトビールのすゝめ / よなよなの里 エールビール醸造所 より
ビアスタイル:アメリカンIPA
アルコール: 7.0%
飲み頃温度: 9℃
アメリカンで豪快な味付けの濃いものや、脂っこい肉料理、またスパイスをふんだんに使った料理がおすすめ
ということで、アメリカンでパンチの効いた「バーベキューチキン」&マクドナルドの「ダブルチーズバーガー」です。
アメリカン = バーベキューとマクドナルド…
って安直過ぎるやろ! ってツッコミは無しの方向で(笑)
バーベキューは本当はスペアリブを使った方がいいと思うのですが、安かったので鶏肉のバックリブになりました (^^ゞ
塩胡椒してフライパンで焼き、業務スーパーのバーベキューソースを絡めます。
お手軽にスモーキーな香りのバーベキューができる、楽ちんクッキング、決して手抜きではありません。(笑)
ちなみに、ハンバーガーは手抜きです (^^ゞ
パンフレットでのオススメは、「パクチー餃子」「チョリソー」「キーマカレー」でした。
どれもパンチ強めですね (^^;
「インドの青鬼」は、ホップの香りが強くて、これまで飲んだ中で一番「ザ・クラフトビール」な感じでした。
辛口ではありますが、私はパンフレットにあるほどメチャ苦いとは思いませんでした。
濃い味付けやスパイシーな料理とは相性いいと思います。(^-^)
僕ビール君ビールと油淋鶏&カレーパン
最後は「僕ビール君ビール」です。
ポップなカエルのイラストが描かれた黄色い缶ビール。
中身も鮮やかなイエローです。
レモンやマスカット、ハーブを思わせる軽快な香りと、スッと抜ける爽やかな苦み。酸味が抑揚を生み出す奥深い味わいを持ちながら、アルコールは4.5%に抑えた、軽快な飲み口が特徴です。よなよなの里以外では、全国のローソン、ナチュラルローソン、ポプラの一部店舗で販売中です。
クラフトビールのすゝめ / よなよなの里 エールビール醸造所 より
へー、コンビニで売ってるんやー
ビアスタイル:セゾン
アルコール: 4.5%
飲み頃温度: 7℃
アツアツの揚げ物や、ニンニクを使ったパンチの効いたおつまみと合わせると、爽やかなビールが清涼感を与え、よく合います。
というわけで、今回は「油淋鶏とカレーパン」がビールのお供です。
また手ぇ抜いてるやろー
って声が聞こえてきそうですが、そんなことないですよー、買い物に行ったら、たまたまカレーパンが焼きたてだったので、つい買ってしまっただけですよー(笑)
カレーパンはパンチがあるので、
これもアリかなー…
と、思いまして(^^ゞ
パンフレットでのオススメは、「唐揚げ」「ペペロンチーノ」「ガーリックシュリンプ」でした。
「僕ビール君ビール」は、酸味の強いクラフトビールらしい香りで、軽めのすっきりした味わいでした。
油淋鶏&カレーパンも、酸味で油分がスッキリして、よく合いましたよ (^。^)
まとめ
クラフトビールって、ずいぶん飲みやすくなったんやなぁ
というのが私の感想です。
昔はもっと「薬臭い」イメージがありました。
呼び方も「地ビール」→「クラフトビール」とずいぶんオシャレになりました。(笑)
オススメのお料理と合わせて紹介したり、業者さんのこだわりと努力が垣間見えるクラフトビールは、応援したくなりますよね (^-^)
私のイチオシはペールエールですが、皆さんも自分のお気に入りを探してみてはいかがでしょうか?
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